2016/7/6(水)
チーズ+ほうれん草は、味も栄養素もテッパンコンビ?
たんぱく質もカルシウムもたっぷり採れそうな名コンビ。実のところはどうなの?
ウソです! ほうれん草に含まれる「シュウ酸」は、カルシウムの吸収を妨げてしまう成分なので要注意。このほか、玄米に含まれる「フィチン酸」もカルシウムの吸収を下げたり非ヘム鉄の吸収を妨げる可能性もあるので、せっかくの栄養を台無しに。
お助けTIPS!
どうしてもチーズにほうれん草を合わせたいなら、「サラダほうれん草」を使うか、ほうれん草をゆでるかすれば、シュウ酸を減らすことが可能。青果店の人から「このほうれん草は新鮮なので生でもおいしいですよ」と言われることもあるけれど、それはまた別の話。いずれにしてもチーズとの組み合わせはあきらめよう。また、かんきつ類や酢などのクエン酸を合わせれば、カルシウムの吸収率をアップできるのでこちらも注目。
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教えてくれた人~大島菊枝さん/Kikue Oshima
フードコーディネイター、管理栄養士。東京農業大学卒業。研究所での疫学研究を経て料理の道に進む。店舗コーディネートや雑誌のレシピ提案、セミナーなど幅広く活躍中。
cooperation : Kikue Oshima