UPDATE: 2015/12/03(木)
色、形、重さ、温度感。料理の余白を埋めるように器を選ぶ
なると屋+典座/
野菜の色彩が際立った、和食店「なるとや+典座」の料理。「煮物にない緑を器で足したり、いちじくの赤に合わせて赤漆の器に盛ってみたり、色だけでなく形や重さ、温度感もそうなのですが、料理の余白を補う感覚で器を選んでいます」と、店主のイチカワヨウスケさん。「和食はひとつの器では完結しません。かたい雰囲気のものがあったら、やわらかい印象のものもあったり、形も単純な丸や四角だけでなく、歪みのあるものが入っていたり。全体の調和が重要だからこそ、繊細なニュアンスを演出できる和食器独特の形や色、質感に惹かれます」という。イチカワさんは今年、器作家らと共に料理の本『LIVE 器と料理 to eat is to live』(青幻舎)を出版した。「器だけ、料理だけに目がいくのではなくて、全体で見てもらいたいという思いで作りました。器は使って初めて良さがわかるものです。料理と共に親しみを深めてください」
SHOP INFORMATION
店名
なると屋+典座
住所
電話番号
0467-23-7666
営業時間
11:30~15:00 18:00~21:00
定休日
火曜、第2・4水曜
エリア
ジャンル
掲載誌
photo : Kiichi Fukuda