アメリカで、「ウイスキー女子」が急増中!?
はちみつやオレンジ、ベリー、アップル、ピーチなどフルーティな風味でちょっと甘めの「フレーバー・ウイスキー」が全米で人気上昇中! 新商品も続々登場して売上げもここ1年で急激に伸びているそう。その人気の理由とアメリカン・ウイスキーの新たなトレンドをレポート。
大手メーカーから続々登場の「フレーバー・ウイスキー」
ジャックダニエルやジンビームなど、アメリカン・ウイスキーの大手ブランドから続々フレーバー・ウイスキーが登場している。特に女子に人気なのが写真上の4つ。右から、「ジャックダニエル テネシー・ハニー」は、はちみつの甘みがウイスキーの風味とマッチしてまろやかな口あたり。「レッドスタグ・ブラックチェリー」はチェリーのさわやかな香りで後味にほんのりかき氷シロップのような味わい。「ムーンシャイン・アップルパイ」の香りは、まるでアップルパイそのもの! アルコール度は20%と低めだ。「スロウ&ロウ・オレンジ&ハニー」はオレンジピールのような華やかな香りで甘さは控えめ。どれもスムーズで、キケンなほどに飲みやすい。メイソンジャーを採用した商品があるなどボトルもおしゃれ! ピーチ、チェリー、パイナップル、パンプキンパイなどかわいいフレーバーもいっぱいだ。
ソーダで割ったり、ホットティーに入れたり、気軽に楽しめる。
お手頃価格で、家飲みの定番に
価格もほとんどが20ドル台とリーズナブル。飲み方のバリエーションも多く、1本でいろいろ楽しめる値頃感も人気の理由だ。フロリダ州在住キャリン(写真上・中) とハナ(写真上・左)は家飲みアイテムとしてフレーバー・ウイスキーがお気に入りだとか。「香りがいいし、甘めですごくなめらか。ロックよりストレートのほうが私は好き」とはキャリン。普段ビール好きのハナは、ハニーフレーバーのジャックダニエルをソーダやジンジャーエールで割るのがお気に入りの様子。もともとウイスキー好きのマイク(写真上・右)に、女子につき合ってテイスティングした感想を聞いてみると……。「思ったよりフレーバーが自然だし、ウイスキーの風味もする。これは男子にもウケそう。中でもスロウ&ロウは甘すぎないしね。(カクテルの)オールドファッションみたい」。そのほかにも、寒い日にはホットティーにスプーン1~2杯のウイスキーをたらして飲むのもおすすめ。フレーバーティーみたいに楽しめて、体もほっこり。
photos & text : Noriko Tamaru