NYでも人気の「Kombucha(コンブチャ)」、ホームメイドは意外に簡単!
最近アメリカで注目度No.1の飲み物と言えば、「Kombucha(コンブチャ)」。スーパーでは様々な味のボトル入りコンブチャ飲料が手軽に手に入りますが、実は自宅で簡単に作れるということで、私も試してみました。
「昆布茶」ではありません。紅茶もしくは緑茶に砂糖を加え、そこにゲル状の菌"symbiotic 'colony' of bacteria and yeast"(SCOBY)を加えて発酵させた「Kombucha(コンブチャ)」という飲み物が、アメリカで人気です。もくもく(!?)育ったSCOBYの見た目がマッシュルームを彷彿とさせることから、日本では「紅茶キノコ」と呼ばれて昭和40~50年代に大流行したので、ご存知の方も多いはず。
2014年のアメリカ国内で400億ドルもの売り上げを記録したコンブチャの人気の秘密は、甘酸っぱくほのかに炭酸を感じる爽やかなお味もさることながら、その美容、健康効果です。酵素、プロバイオティクス、乳酸菌、アミノ酸、ポリフェノールが含まれているそうで、実際のところ効果については十分な検証結果は出ていないにも関わらず、デトックスにいいとか、痩せるとか、免疫力を高めるとか、巷では大絶賛。さらに、歌手のマドンナや、モデルのミランダ・カーなどのセレブが、コンブチャを愛飲しているとメディアで表明したことが、ブームを加速させました。もともとソーダなどの清涼飲料水が大好きなお国柄、様々な味のボトル入り飲料がスーパーで手に入るという気軽さも、ファン層の裾野が急速に広がったことと無関係ではないでしょう。
このコンブチャ、自宅でも比較的簡単に作れるようなので、私も試してみました!
《材料》
・水 2ガロン(約7.6リットル)
・白砂糖 1カップ(約240ミリリットル)
・紅茶ティーバッグ(緑茶でも良い) 8個
・SCOBY 適量
作り方は簡単。まず2ガロンの水を沸かし、熱湯にティーバッグを浸すこと15分。紅茶の色と味が十分に出たら、火を止め、水が熱いうちに砂糖を加えて溶かし、全体を冷まします。こうしてできた甘い紅茶をSCOBYとともにガラスの容器に入れ、ペーパータオルと輪ゴムで蓋をし(密閉してしまうと発酵が進まないので注意)、10~14日ほど風通しの良いところに置いておけば完成!
10週間ほど経ち、ほんのり甘酸っぱい香りが漂ってきたところで中の液体を飲んでみると、とっても美味しいコンブチャが出来上がっていました。ボトル入りの市販のものより、味が濃いです。甘みと酸味ともに強く、炭酸は弱めの印象。表面には新たなSCOBYの膜が出来ています。これは次回のコンブチャを作る際に必要になります。
アメリカで大流行しているコンブチャは、いとも簡単に自宅で作れることが証明できました。お次はその美容健康効果を検証すべく、毎日飲み続けてみようと思います!
SCOBYはインターネットなどで購入できるので、みなさんもぜひトライしてみて。
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ごまめ●東京と北京での芸能活動を経て渡米。現在はニューヨークを中心に俳優・モデルとして活動中。NY生活や俳優活動の様子は、ブログ「気まマホ日記」(http://blogmahohonda.wordpress.com)で公開中。現地の日系新聞「NYジャピオン」や、「The Huffington Post」(http://www.huffingtonpost.jp/maho-honda/)などにも執筆。パンコーディネーターの資格あり。本名は本田真穂。