特集 2015/4/13(月)
世界のおやつ from New York/ごまめ

日本上陸間近! 本場の「クロナッツ」を並んで買って食べてみた

2015年の春に表参道に出店すると発表され、話題になっているドミニク・アンセル・ベーカリー。その名を世界にとどろかせた看板おやつと言えば……。今回ご紹介するのは、2013年の発売以来、衰えることを知らない人気を誇る「クロナッツ」です。

ドミニク・アンセル・ベーカリー(Dominique Ansel Bakery)は、「ダニエル」や「フォーション」などでペストリーシェフを務めたドミニク・アンセルが2011年にマンハッタンのSOHO地区にオープンしたパン屋さん。それ以来、ザガット2013年版のペストリー部門で最高得点を受賞するなど、高く評価されています。そしてなによりここは、大人気の「クロナッツ」の発祥の地として有名です。「クロ」ワッサンの生地をドー「ナッツ」のように揚げたことから名付けられたクロナッツは、2013年5月10日の発売開始とともに大人気となり、「タイム」紙でも「2013年の新商品ベスト25」のひとつに認定されるなど、大きな話題となっています。
 
これだけの人気者ですから、類似商品も多数存在し、その波は日本にも波及しているとか。しかしながら、クロナッツ発祥の地ニューヨークのおやつ特派員のプライドにかけて、本家を食べなければ! と思い、眠い目をこすりながら行ってくることにしました。もう話題になってからかなり経っているので、さすがに行列も沈静化しているだろうと思ったら……。

オープン後30分ほど経った、朝8時30分。同ブロックにある公園の周りをぐるっと一周するくらいの大量の人々が行列を作っていました。凍えそうな雨も、焼け石に水、という感じで、クロナッツにかける人々の熱い思いが伝わってきます。この日は午前中に予定があったので泣く泣く退散せざるを得ませんでした。寒空の下で長時間待つには薄着すぎたし、完全になめてかかっていました……! 数日後。午前中の予定を完全に空け、ばっちりと防寒対策をしてリベンジです。この日はオープン30分前の7時半に到着。公園の一番近い角のところに並ぶことができました。客層を見ると、観光でニューヨーク外から来ている人々が多いような印象でした。

9時すぎ。やっと入店! 店内の暖かさと、美しいペストリーやケーキの甘く香ばしい香りが、凍えた身体をじわりと溶かします。
 
こちらがうわさのクロナッツ。ひとつ5ドル。1日約200個しか作られないので、購入できるのはひとり2つまで。フレーバーは月代わりの1種類のみで、2015年4月のフレーバーは、「ストロベリールバーブ&タイムのガナッシュwithシトラスシュガー」だそうです。

お味はというと、けっこう、しっかり、甘い! バターもたっぷり入っていて、食べ終わる頃には荒れた唇もぷるぷるになっている、という思わぬ効能付き!? クロワッサンの層がハラハラと散らばるかと思いきや、砂糖と油のおかげで生地がまとまっているのかそれほどでもなく、お行儀よく完食です。ブラックコーヒーかストレートの紅茶、または濃い緑茶に合わせてゆっくり楽しみたい感じ。
 
2015年に表参道に出店するという発表があったので、日本でクロナッツを手に入れられる日も近いはず。競争の激しいニューヨークで2年近く経ってもいまだに人々を行列させるその魅力を、ぜひみなさんも体験してみて!

  • ごまめ●東京と北京での芸能活動を経て渡米。現在はニューヨークを中心に俳優・モデルとして活動中。NY生活や俳優活動の様子は、ブログ「気まマホ日記」(http://blogmahohonda.wordpress.com)で公開中。現地の日系新聞「NYジャピオン」や、「The Huffington Post」(http://www.huffingtonpost.jp/maho-honda/)などにも執筆。パンコーディネーターの資格あり。本名は本田真穂。

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