特集 2016/1/26(火)
世界のおやつ from Ecuador/あんり

子供に大人気のふわふわスイーツ「エスプミージャ」

甘いものが大好きなエクアドル人。食後のデザーにトはもちろん、道端で甘いものが売られているのを見かけると、ついつい手がのびてしまいます。今日は数あるおやつのなかでも、子供たちに特に人気の路上スイーツに注目。これを食べられればあなたも、エクアドルのスイーツマスターになれるかも!?

首都キトの旧市街は、アーヘン大聖堂やイエローストーン国立公園など、保存状態の良さが高く評価され、1978年にユネスコの世界文化遺産第一号に登録された街。そんな石畳の道を歩いていると、お姉さんがなにやら不思議なモノを抱えています。

カラフルなモノが山盛りになっています。近づいてみると……

カラフルな山をすくい取り、コーンの上へ。なるほど、アイスクリームか! と思いきや、赤道直下の強烈な日差しを浴びても一向に溶けません。実はこれは、エクアドルの伝統スイーツ 「Espumilla(エスプミージャ)」。スペイン語で「泡」を意味し、卵の白身を泡だてたメレンゲでできています。

少し照れ屋なエスプミージャの売り子さん。

道端で女の人が歩きながら売っているのが一般的。値段はひとつ0.75ドル(=¥90程度)です。丸一日外で売られていることもあるため、衛生面がちょっと心配。お腹の弱い方にはおすすめしません……。

それでも食べてみたい! という方は、ローカルレストランの店先で売られているものに挑戦してみてください。卵白、砂糖、水、グアバの果汁、ゼラチンなどを、メレンゲ上になるまで混ぜ合わせます。ピンクと白が定番ですが、着色料で色付けをしているだけで、味は同じです。店によってはフルーツ、ソース、トッピング付きのエスプミージャもあります。

こちらの店ではいちご入り。コーンもカラフルです。エスプミージャの上に「モラ」というアンデス産ベリーのソースをかけて、出来上がり!

お店によっては、味はさまざま。グアバのほのかな甘みを感じるくらいの場合もありますし、エクアドル人好みに砂糖たっぷり(日本人的には甘ったるくて食べきるのが辛い……)の場合もあります。

見た目のかわいさとふわふわの触感が、子どもにはたまりません。大人だってひと口食べればこの笑顔! エクアドル人がこよなく愛するエスプミージャ、明日のおやつにおひとついかが?
 
¡Buen provecho!(ブエン・プロベチョ、お召し上がれ)

  • あんり●北海道で生まれ育ち、学生時代にアメリカ・スペインに留学。 大学卒業後に日系企業に就職するも、やりたいことxできることを叶えるために3年で退職。身に着けた語学と海外経験を活かし、日本と南米の懸け橋になりた いと、南米エクアドルにきてもう早いもので3年目になりました。 現地旅行会社(http://www.surtrek.jp/)でガイドとしてマチュピチュ・ウユニ塩湖などのツアーに添乗しながら、南米を多くの日本人に知ってもらいたいと、ブログも執筆中(http://ameblo.jp/quito-anri/)。

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集一覧へ次の記事へ

ELLE PR STORIES

注目ブランドをもっと見る

CONNECT WITH ELLE

グルメ・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト