特集 2015/3/23(月)
世界のおやつ from Bolivia/あんり

ペルーの人気No.1スイーツ「ピカロネス」

インカ文明の歴史や天空の古代都市マチュピチュ遺跡で人気のペルー。そんな観光大国は、実は南米一の美食国としても有名です。最近日本でもペルー料理の人気がじわじわ高まっているようで、魚介マリネのセビチェ、牛肉と揚げ芋のロモサルタードなどの代表料理は勿論ですが、忘れちゃいけないのが絶品デザート! ということで、数ある美味しいペルーフードの中でも不動の人気を誇る、庶民にも観光客にも愛されるスイーツについてレポートします。

日本からペルーへの玄関口の首都リマ。太平洋に面した立地と食の歴史から、美食の都とも呼ばれています。そんなリマに、このスイーツのベストスポットがあると聞き、早速行ってみることに!

ミラフローレスという地区の中心地にある、Parque Kennedy(パルケ・ケネディ=ケネディ公園)。市民の憩いの場で多くの地元民と観光客が集います。おや? 何やら公園の中からおいしい匂いと人だかりが。この赤と白の移動式屋台のようなワゴンが匂いの元、「Picarones Mary(ピカロネス・マリー)」というお店。そしてここで売られているのがペルーの大人気スイーツ、「PICARONES(ピカロネス)」です。

赤いバケツの中に入っているのが、ピカロネスの生地。材料はカモテ(ペルー原産オレンジ色のサツマイモ)、サパージョ(カボチャの一種)、小麦粉、卵の黄身などを混ぜ合わせたもので、塩、アニスやシナモンで味付けがしてある場合もあり、少しスパイスの香りがします。

生地をしっかりこねた後は、手で丸くドーナツ形を作り、油へ投入。形を崩さないようにそっと揚げていきます。片側を3分ほど揚げたら、長い棒で裏返します。あまり揚げすぎないのがカリッと仕上げるコツなんだとか。香ばしい香りがふわ~っと漂います。これだけでも十分おいしそう! 揚げあがったピカロネスはトレーに移され、仕上げにチャンカラと呼ばれる黒糖のような甘い蜜をたっぷりかけて出来上がり!

このひと皿で5ソル(=1.5USドル、約¥200程度)。お持ち帰りにすると5.50ソルです。

早速食べてみることに。生地はいものデンプンのお蔭でしょうか、意外ともっちりしています。お腹いっぱいだよ~と、味見程度で済ませるはずが、見事完食!

お客さんが絶えることなく、リマ市民も観光客も甘い蜜の香りに誘われて、おいしくピカロネスを味わうのでした。
 
写真を見るだけでもヨダレが……! 甘くもちもちなペルースイーツ、ぜひ試してみて下さいね。
¡Buen provecho! (ブエン・プロベチョ=どうぞ召し上がれ!)

  • あんり●北海道で生まれ育ち、学生時代にアメリカ・スペインに留学。 大学卒業後に日系企業に就職するも、やりたいことxできることを叶えるために3年で退職。身に着けた語学と海外経験を活かし、日本と南米の懸け橋になりたいと、南米エクアドルにきて2年目。 現地旅行会社(http://www.surtrek.jp/)でガイドとしてマチュピチュ・ウユニ塩湖などのツアーに添乗しながら、南米を多くの日本人に知ってもらいたいと、ブログも執筆中(http://ameblo.jp/quito-anri/)。

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