パリの魅力に出合える! カウンターごはんのススメ
パリではいま、気軽なカウンターのあるお店がトレンド。予約なしの飛び入りでもOKで、料理を一皿からオーダーでき、なおかつ会話も弾む。パリのカウンターごはんを紹介した本『パリ、カウンターでごはん』(誠文堂新光社)の発行を記念して、著者の伊藤文さんおすすめの2軒をご紹介!
1軒目は、昔からグルメなお店が集まる“食い倒れ通り”として知られるポールベール通りから「Le 6 Paul Bert(ル・シス・ポール・ベール)」をご紹介。通りで複数店を経営し、中心的な存在であるベルトラン・オーボワノがオーナーを務める人気店だ。隣にある本店ではクラシックな料理を提供しているが、こちらでは若い世代のシェフに任せ、今の時代の空気を纏った料理を出すという試みに挑戦。現在は30歳の若手日本人シェフの多田コウスケさんが腕をふるっているが、多田さんは秋からアメリカで新たな挑戦を控えており、新たな変化に注目が集まっている。
昼はMenu Fix(19ユーロ)、夜はアラカルトのみと、お腹の空き具合や気分によって使い分けられる気軽さがありがたい。自然派ワインも充実していて、ふらっと一杯にもぴったりだ。本ではオーナーであり、パリのビストロ界の重鎮でもあるベルトラン・オーボワノのユニークな経歴やエピソードも紹介しているので、合わせてチェックしてみるとより楽しめるはず。
Le 6 Paul Bert(ル・シス・ポール・ベール)
住所/6rue Paul Bert 75011
tel. 01.43.79.14.32
営業時間/12:00~14:00、19:30~23:00
日・月曜休、火曜ランチ休
https://www.facebook.com/Le-6-Paul-Bert-197273650397230/
※夏はバケーション期間のためお休みの場合あり、事前にご確認を
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『パリ、カウンターでごはん ~ひとりでも予約なしでも、おいしい食事とパリの魅力に出会える店~』
伊藤文著 ¥1,800
今、パリを席巻するのはカウンターのあるお店。愛される理由は、まずはその自由さ、気軽さ。予約の必要がなく、ひとりでも大丈夫。料理は一皿からでもオーダーできる。そして、会話が弾むパリの日常がある。パリ在住22年の著者・伊藤文さんが足繁く通う、とっておきの47軒をパリの風景とともに紹介する。
発行元/誠文堂新光社 http://www.seibundo-shinkosha.net/
special thanks : Aya Ito photo : Taisuke Yoshida