ローカーボフード
2003年
「アトキンスダイエット」という炭水化物を控えるダイエット法の出現で、パスタや米、そして「Krispy Kreme(クリスピー・クリーム)」ドーナッツの販売量までもが減少した2000年代初期は、炭水化物は悪そのものであった。アメリカのマーケットリサーチ企業「NPR(エヌ・ピー・アール」によると、「アトキンスのローカーボダイエット絶頂期には、11人に1人のアメリカ人がこのダイエット法を実践していた」という。はやりのダイエットは論争を生み、懐疑的な人々も大勢いた。『New York Times(ニューヨークタイムズ)』は2003年の記事で、「アトキンスダイエットで減量した最初の5~7ポンドは脂肪ではなく水分で、食べ物からのでんぷんや糖分摂取が減少したり、なくなったときに体から放出されるもの」とし、「そのため、ハンバーガーのバンズや夏のジューシーなスイートコーン、アイスクリームのコーン、喉の渇きを癒してくれるすいかや袋入りのフライドポテトを我慢できなくなれば、落とした体重は高確率でリバウンドするだろう」と書いてある。
original text : Helin Jung transtlation : Anri Tsushima photo : Getty Images