【その4. Decadance】2013年秋冬ファッショントレンドをランウェイで復習
【デカダンス】今季のセクシーは今までとは大きく違う。脱がされたり、破かれたり、起き抜けだったり、情事後だったり……。そんな退廃的なシーンを思い浮かべずにいられない官能的でシアトリカルなスタイリングがメインストリームに。ラグジュアリーでシック、なのに扇情的で卑猥。そんなハイ&ローミックスで“進化系セクシー”にトライ!
(左上から時計回りに)
●総ファーのコートを濡れ髪&ルージュと組み合わせ、“高級コールガール”感を強くした「ルイ・ヴィトン」のリンジー・ウィクソン。官能的に見せるため、首まわりにファーを持ってくるスタイリングは今季すぐにトライできそう。
●前身頃はシスターの修道服のデザインを思わせる禁欲的なトップスも、実は背中がこんなにパックリ。前と後ろで官能と禁欲を両方表現するアイテムも、この秋冬は手に入れて損はなさそう。
●「アクネ ストゥディオス」のサイハイブーツは、シアーなニーハイタイツにヒールを重ねているかのように錯覚させる、トロンプルイユな作品。ジップもまるでレトロなタイツのシームに見えて、よりエロティシズムを演出している。
>>「アクネ ストゥディオス」2013AWコレクションを見る
●“英国のマリリン・モンロー”ダイアナ・ドースの50年代のピンナップをデザインリソースに、ボンデージ風に女性的ラインを強調した「ジョナサン サンダース」のコレクション。真っ赤なスカートに切り込まれたスリットはまるで破かれたかのようにわざわざフリンジ状に加工。そこから覗く太ももがよりセクシーに見える効果が。
>>「ジョナサン サンダース」2013AWコレクションを見る
●「ロエベ」お得意のレザー&ファーコートという最高にフェティッシュなコーディネートから、チラリと見えるのはなんとガーターベルト。ニーハイソックスも肌色を引き立たせるシアーなベージュホワイトのもの。思わせぶりな演出が品よく見えるのは、質の高いテキスタイルがあってこそ。
●レトロシックなスーツも素肌にまとえばモダンでエロティック。首まわりのステートメントジュエリーのおかげで、大きく深く開いたVネックラインがカクテルドレスのように品良く仕上がる。