【その3. Arty Graphics】2013年秋冬ファッショントレンドをランウェイで復習
古代から未来まで、アートなモチーフをONしたアイテムがいっぱい。アート&グラフィックにトライすれば、“芸術の秋冬”を満喫できるかも?
単なる“柄”から抜け出した、そのものがアーティスティックなプリントがランウェイを席巻。デザイナーが撮り下ろした写真を転写したり、絵画そのものをプリントするなど、“アートインフルエンス”なアイテムでいっぱい。それにプラスして、未来的グラフィックや、2Dと3Dを組み合わせた緻密なトロンプルイユなど、アーティな作品たちに、今シーズンは是非チャレンジして!
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●幾何学的なパターンを大胆に使用したスポーティな「シャネル」のルック。一瞬ウィッグにも見えるファーハットやジオメトリックプリントのブルゾン&スカートにレイヤードした、純白のスキニーパンツのムードも相まって、未来的スポーティに仕上がった。
●クリエイティブ・ディレクター就任後2シーズン目となるプレタポルテで、ラフ・シモンズが使用したのは、アンディ・ウォーホルが商業イラストレーターとして活躍した時代以前の作品たち。植物や女性のスケッチなどのプリントが、シュールレアリズムの代表作家、ルネ・マグリットの作品からインスパイアされた会場、パリにあるホテル・デ・ザンヴァリッドで発表された。
●バンビがプリントされたスウェットも話題だった「ジバンシィ」。そんなファンタジーなムードと対比させるかのように目立ったのが、ミステリアスなモノトーンの転写プリント。ダークさとファンタジー、そして南国風のヴィヴィッドな柄を絶妙なセンスでマッチングさせたリカルド・ティッシのスタイルは、それぞれ単品でもインパクト大。