PUMA「Suede Classic +」
スヌープ・ドッグも“プーマ”も改名レジェンドにノミネート
公民権運動のため黒人ランナーのトミー・スミスが靴を脱ぎ、黒い手袋をはめて表彰台に上った1968年のメキシコオリンピック。そのときに履いていたスニーカーが原型となる、歴史深い一足“スウェード クラッシック+”。一時期、NBAニューヨークニックスで活躍していたウォルト・フレイジャー選手のシグネチャーモデルとして世に知られることになったが、契約満了にともない現在では「プーマ スウェード」という名に変更……という経歴に、改名王スヌープ・ドッグの姿がちらついてくる。自らをボブ・マーリーの生まれ変わりと公言する彼のセカンドネームは「スヌープ・ライオン」。“マリファナを愛する男”として知られるだけに、ぶっ飛んだ言動も笑いに転化できるレアな人物である。その後またステージネームを「スヌープジラ」に変え……。アーティストが作風に合わせて、名前を変更することはよくあることとはいえ、米人気掲示板「Reddit」では、「スヌープがまた改名。お次はどんな名前になるか?」という予測でお祭り騒ぎとなっていて、この案件に関するスレッドは伸び続けているほど。トミー・スミスのときは、問題が問題だけに多くの人が活発に議論を繰り広げたが、スヌープの場合はみんなが面白がっているところが彼のキャラクター勝ちということだろう。
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text:Masahiro Murase photo:GETTY IMAGE