エディターズPICK
2016/01/29(金)
最古参OGエディターKirikoが語る草創期

エル・オンライン20歳(はたち)の歩み【幼少期編】

『エル・ジャポン』の公式ウェブマガジンとしてエル・オンラインが産声を上げたのは、1996年。女性誌初のwebサイトの生まれたてから、編集兼デザイナーとしてエル・オンラインの幼少期を見守ってきたOGエディターKirikoが、今や知るよしもない「はじめの5年」を語る。

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前のページにある、1997年当時のTOPページ右ボタンをクリックすると、こちらのエル・オンラインサイトに飛ぶ仕組み。当時からパリジェンヌを意識したビジュアルだった。

ふたりだけの編集部で何からなにまで手作り

その後、社会人2年目の春にエル・オンラインでたまたま求人募集を見つけて応募し、4月からエル・オンラインのエディター兼webデザイナーとして働くことに。このとき、エル・オンラインは1歳半。マイクロソフトのインターネットエクスプローラー4のチャンネルに登録されていたことから、毎日ファッション&ビューティ系とカルチャー系、2本のニュースを更新するのが決まりでした。
 
とはいえ、編集部は元エル・ジャポンの副編集長だった上司(男性)と、新米の私のふたりだけ。ブランドさんのなかでもまだエル・オンラインが認知されていなかったので、ニュースを発信したくても、ニュースリリースさえ届きません。フランス版のELLEを翻訳して紹介したり、ファッション業界紙をチェックして新しいお店がオープンすると知れば取材を申し込み、帰社後に記事を書いてページをデザインし翌日の記事をアップする、なんてこともありました。
 
ちょうど、セレクトショップという業態が流行りはじめた時期でもあったので、7つのセレクトショップを定点観測して、今何がお店に並んでいるのか注目のアイテムを紹介する連載もスタートしました。
 
そんなふたりだけの編集部で何からなにまで手作りしていた2年を経て、フランス発の出版社アシェットフィリパッキジャパンが婦人画報社と合併、エル・オンライン編集部も当時の千駄ヶ谷から西新橋にお引っ越しし、少しずつ仲間が増えることになったのです。

text : Kiriko Kageyama

  • 影山桐子/フリーエディター、一般社団法人ランガール理事
    エル・オンラインで10年間編集を担当したのち、独立。エル・オンライン在籍中にハマったランニング好きが高じて女性のためのランニング大会「ランガール★ナイト」を立ち上げ、現在もランガールとフリーエディターの二足のわらじで活動する。

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