エル・オンライン20歳(はたち)の歩み【幼少期編】
『エル・ジャポン』の公式ウェブマガジンとしてエル・オンラインが産声を上げたのは、1996年。女性誌初のwebサイトの生まれたてから、編集兼デザイナーとしてエル・オンラインの幼少期を見守ってきたOGエディターKirikoが、今や知るよしもない「はじめの5年」を語る。
ローンチ当時から、エル・オンラインは毎日更新!
1996年~
エル・オンラインがローンチしたのは1996年10月。誕生のきっかけは、世界中でELLEを発行するアシェットフィリパッキメディアと当時の富士通が組んで、どこよりも早くパリコレ速報を行うことが目的でした。そんなわけで、1997年春夏パリコレクションのリポートが、一番最初に掲載されたコンテンツでした。
私がエル・オンラインに初めて出合ったのは、1997年4月。エル・オンラインが産声をあげて半年後のこと。新卒入社した企業で、未経験からいきなりwebデザイナーとして仕事をすることになったとき、真っ先に「お気に入り」に登録したのが、このエル・オンラインでした。
当時、ファッション、美容、カルチャーなど女性向けのおしゃれな情報を発信しているwebサイトはエル・オンラインだけ。webデザイナーとしていろいろなホームページをチェックしていましたが、エル・オンラインはとにかくデザインも内容もセンスがよかった。フランスならではのニュアンスのある色合わせ、ほどよくエッジが効いた情報のセレクト……。それが当時としては画期的な毎日更新だったわけですから、毎朝出勤しての楽しみは、エル・オンラインをチェックすることでした。
text : Kiriko Kageyama
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影山桐子/フリーエディター、一般社団法人ランガール理事
エル・オンラインで10年間編集を担当したのち、独立。エル・オンライン在籍中にハマったランニング好きが高じて女性のためのランニング大会「ランガール★ナイト」を立ち上げ、現在もランガールとフリーエディターの二足のわらじで活動する。