セルフィーで世界を変える!?　オリヴィエ流SNS活用術

コラボプロジェクト解禁の場となった「ビルボード・ミュージック・アワード2015」で、オリヴィエと共にレッドカーペットに訪れたケンダル＆ジョーダン。初お披露目となる「バルマン × H&M」のコレクションを着こなしたふたりの姿は、#HMBALMAINATION のハッシュタグと共に、瞬く間に世界に拡散された。
 
この一件からもわかるように、SNSは今回のプロジェクトにも欠かせない存在。オリヴィエは「buro247」のインタビューに、SNSを活用してファッションという閉鎖的な世界を変えていきたい、と話す。
 
「ナイトパーティが終わった後に『疲れたよ』っていうコメントと一緒にセルフィーをアップしたり、ランチのチキンナゲットを撮ったりして、僕も普通の人間だよ、っていう一面を見せたいんだ」
 
雑誌でゲストエディターを務めたり、ヌードグラビアを飾るなど自身もスターである彼は、実際インスタグラムで様々な表情を発信している。パーティで撮ったセレブとの華やかなツーショットや、ベッドで撮ったセクシーな寝起き風セルフィー、子供の頃の写真から、「バルマン」のキャンペーンまで、すべてをミックスさせて情報を発信する（もちろん、すべてにハッシュタグを付けて！）。新しいツールをクールに使いこなす、この柔軟性とバランス感覚こそ、新世代のクリエーターにおける必要条件かもしれない。
 
今回のコラボプロジェクトについて、オリヴィエは「ファッションを通して同世代の人々とコミュニケーションをとること、それが、僕がデザイナーとして望んでいることなんだよ」と話す。「H＆M」とコラボレーションすることで、より多くの人に「バルマン」のエッセンスを感じてもらうというこのオファーは、彼にとっても千載一遇のチャンスだったに違いないはず。はたしてどんなコレクションが披露されるのか、心して続報を待ちたい！