2018春夏トレンド総まとめ。7つのキーワードで斬る、モードの新潮流とは?
2017/12/04(月)
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左から 「シャネル」、「アクネ ストゥディオズ」、「ケンゾー」、「ヴァレンティノ」、「カルバン・クライン」2018春夏コレクションより

アーティフィシャル・インテリジェンス

クチュールの域に達した、プラスチックやラバー素材

モード界にもついに、アーティフィシャル・インテリジェンス=AI時代到来? と思わずにはいられないほど、進化を遂げたハイスペック素材が百花繚乱だった2018春夏シーズン。とくに目覚ましかったのが、通常ビニール袋やペットボトル、レインコートなどの素材である“プラスチック”。「バーバリー」のレインコートや「ヴァレンティノ」のフューチャリスティックなライダースジャケット、「シャネル」ではケープやブーツなど、ランウェイではそこかしこに溢れていた。

「エムエスジーエム」2018春夏コレクションより

実はこのトレンド、人工的な素材をラグジュアリーなレベルにまで落とし込んでいく過程で、グラマラスな要素を抑えつつ、逆にスポーティな要素を追加させるという、デザイナーたちの皮肉がたっぷりと含まれている。

さあ、コートをシースルーに、素材をラバー風にチェンジする準備を始めて!

「クリストファー・ケイン」2018春夏コレクションより

【こちらもチェック:家庭用品を昇華させる】

「クリストファー・ケイン」が提案したゴム手袋風のパーティグローブや、「バレンシアガ」のテーブルクロス風バッグなど、身のまわりにあるようなベーシックな家庭用品を、ちょっとした遊び心をこめてクチュールの領域にまで高めるのも秘かなムーブメントのよう。

illustration:IMAXTREE、GETTY IMAGES translation:HARUKA SAITO

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