エディターズPICK 2014/5/8(木)
話題の自伝的ドキュメンタリーがいよいよ日本公開

カリーヌ・ロワトフェルドにASK! “究極”のファッション質問

ファッション界において、絶大なる影響力をもつ、今世紀最大のファッショニスタ、カリーヌ・ロワトフェルド。モデルとしてキャリアをスタートさせ、その後スタイリスト、ファッションエディターとして数々のデザイナーやクリエイターと組んで伝説を作ってきた、まさにモード界のカリスマ。この度、60歳目前にして新たなプロジェクトに挑むカリーヌに密着したドキュメンタリー映画『マドモワゼルC~ファッションに愛されたミューズ~』が公開。そこで、エル・オンラインがカリーヌに独占インタビュー。究極のファッション誌『CR Fashion Book』(以下、『CR』)を創り出した彼女に、究極のファッション質問をぶつけてみました!

映画ではカリーヌが自らの半生を振り返っている。 

『CR』は私のキャリア史上初の“完璧な自由”だった

―「VOGUE」編集長を退任後、究極のファッション誌『CR』(カリーヌ・ロワトフェルドのイニシャルをとっている)を創刊しました。今までのキャリアでいちばん最高の瞬間は『CR』ができたときでしょうか?
 
カリーヌ・ロワトフェルド:『CR』の準備から創刊までは私の人生のなかでも特別な時期だったわ。何より『CR』では、私のファッション界でのキャリア上初めて完璧な自由を享受することができた。そして孫の誕生とも重なったからとにかくスぺシャルな時期だったわ。
 
―最近のヘビロテアイテムは? 着まわしをする人は真のファッショニスタではないと思いますか?
 
カリーヌ:シーズンによって、必ず私にとってのアイコンアイテムは存在するもの。今シーズンの私のマストはローヒールの靴。なぜなら最近腰を痛めたから(笑)。アイテムとしてはリック・オウエンスのサングラス。自分にとってプロテクションの意味もあるのよ。

ペンシルスカート+ヒールはカリーヌの代名詞。

―あなたは靴よりバッグ派?
 
カリーヌ:今は健康上の理由からあえてローヒールを履いているので、バッグについて答えるとしたら……カール・ラガーフェルドから贈られた、クラシックなシャネルバッグが今のいちばんのお気に入りね。
 
―今日はBIG DAY(大きな仕事や商談がある日)だという日に着る服が決まっていたりする?
 
カリーヌ:自分のスタイルはいつ、どんなときでも同じなの。ウエストを絞ってフィットした服、ペンシルスカート、ハイヒール、サングラス。以上よ。
 
 
カリーヌが語る、ファッション界の“裏側”とは?>>

  • <プロフィール>
    カリーヌ・ロワトフェルド/1954年、パリ生まれ。父はロシア人の映画プロデューサー。その美貌から、18歳のときにストリートでスカウトされ、モデルとしてのキャリアがスタート。ファッションへの強い関心から、スタイリストへ転身。20代でELLEのエディターに。トム・フォードと出会い、グッチやイヴ・サンローランのコンサルタントとして働いたあと、2001年にフランス版VOGUEの編集長に就任。“ポルノシック”というファッションスタイルを確立し、その才能が高く評価された。2011年に辞任した後、ハーパーズバザーのグローバル・ファッション・ディレクターに就任。30年連れ添ったパートナーとの間に娘と息子がいる。

  • <作品紹介>
    『マドモアゼルC~ファッションに愛されたミューズ~』
    自らの雑誌『CR』のプロジェクトを立ち上げ、制作する過程を追ったドキュメンタリー。撮影の裏側から、パーティ、プライベートまで素顔を映し出す。カール・ラガーフェルド、トム・フォード、ドラテラ・ヴェルサーチらモード界の重鎮たちとの交流など、ファッション好きなら見逃せない内容。
    5月9日より、TOHOシネマズシャンテほかにて公開。 http://mademoiselle-movie.com/ 

    © 2013 BLACK DYNAMITE FILMS, TARKOVSPOP

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Interview&Text: Minako Norimatsu  PHOTO:Gettyimages © 2013 BLACK DYNAMITE FILMS, TARKOVSPOP

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