モード通なら知っておきたい、15-16秋冬オートクチュールコレクションの5TOPICS
今月より始動! トレンドをいち早くキャッチする「EOL早耳調査隊」。今回は2015年7月5日(日)から9日(木)にパリで開催された、15-16秋冬オートクチュールコレクションにクローズアップ。豪華ゲストや趣向を凝らしたショーの内容、注目モデルなど、5つのニュースなトピックスを総覧。
土地を変え、時期を変え、話題性抜群!
パリ以外を会場にしたり、クチュールコレクション期間外にショーを開くなど、変化球の見せ方で注目度を上げるメゾンも。
ヴァレンティノ
16世紀建造の「パラッツォ・ミニャネッリ」への新旗艦店オープンを記念して、イタリア・ローマでクチュールショーを開いた「ヴァレンティノ」。旗艦店の目の前に、木製の特設ランウェイが設置され、多くのセレブリティやファッションジャーナリストたちが駆け付けた。
またショーの前には、関係者向けに“ミラビリア・ロマエ”なる特別ツアーが開催。ミラビリア・ウルビス・ロマエという、1000年以上前のローマ初のガイドブックから名付けられたこのイベントは、デザイナー自らが選んだ創作のインスピレーションソースとなるスポットを巡るというもの。各会場には、その場所にぴったりと当てはまる「ヴァレンティノ」のアーカイブが置かれて。
ジバンシィ
クチュールコレクションより一足先に行われた、2016春夏メンズコレクションのなかで、ウィメンズのオートクチュールコレクションをお披露目した「ジバンシィ」。ナオミ・キャンベルやマリアカルラ・ボスコーノ、ケンダル・ジェンナーなど、トップモデルの共演も話題を集めた。
ドルチェ&ガッバーナ
2012年からスタートしているオートクチュールライン“アルタモーダ”のショーを、イタリア北部の港、ポルトフィーノで開催した「ドルチェ&ガッバーナ」。ゴージャスなドレスをまとった94名ものモデルと80名のパフォーマー生み出す幻想的な世界は、さながら“ドルガバ”版『真夏の夜の夢』。アフターパーティにはカイリー・ミノーグ(写真右下)が登場して大盛り上がり!