モード通なら知っておきたい、15-16秋冬オートクチュールコレクションの5TOPICS
今月より始動! トレンドをいち早くキャッチする「EOL早耳調査隊」。今回は2015年7月5日(日)から9日(木)にパリで開催された、15-16秋冬オートクチュールコレクションにクローズアップ。豪華ゲストや趣向を凝らしたショーの内容、注目モデルなど、5つのニュースなトピックスを総覧。
すべては洋服のために。1日限定の豪華セットに注目
最高級仕立服“オートクチュール”のショー会場は、メゾンの世界観を演出するための豪華セットも見もの。クチュリエが手掛ける芸術品のようなルックを引き立てる、趣向に富んだセットを一挙振り返り。
ディオール
ロダン美術館の庭園でショーを行った「ディオール」。ランウェイを囲むように建てられたのは、鮮やかな点描画で彩られたステンドグラス。色とりどりの光が差し込み、一歩足を踏み入れるとそこは、印象派絵画のなかに迷い込んだかのよう。ランウェイには、芝生に代わってバイオレットの絨毯が敷かれ、より幻想的な雰囲気に。
アトリエ ヴェルサーチ
花々や植物にインスパイアされた「アトリエ ヴェルサーチ」のコレクション。ガラス張りのランウェイには数えきれないほどのランが敷かれ、“ヴェルサーチ”らしい妖艶な花の世界を演出。モデルたちも、全員花冠をまとって。
ヴィクター&ロルフ
アートピースとも称されるほど芸術的なクチュールコレクションを逆手にとって、“着られる絵画”をテーマに、実際に絵画としても飾ることができるユニークなコレクションを展開した「ヴィクター&ロルフ」。モデルが着ていたルックがデザイナーの手によりその場で壁掛けされ、無機質なショー会場が徐々にアートで飾られるという発想が新鮮!