【独占】EXPO開催の今だからこそ! ジョルジオ・アルマーニ氏が語るミラノ愛
2015年にブランド創設40周年を迎えたイタリアンモードの帝王、ジョルジオ・アルマーニ氏。万博開催で注目を浴びる今、モード界で一大帝国を築きあげた氏がミラノについて思うこととは? エル・オンラインに語ってくれた、イタリアが誇るデザイナーの“ミラノ愛”をいざ、拝聴。
至福の時は、ミラノの自宅で愛猫と過ごす時間
年2回メンズ・ウィメンズでショーを行う「ジョルジオ アルマーニ」「エンポリオ アルマーニ」と、オートクチュールラインの「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」、そして「アルマーニ ジーンズ」といったカジュアルラインに、コスメ、インテリア、ホテルなど、ライフスタイルに関わる多数のラインを手掛けるアルマーニ氏。一大帝国の経営者としてブランドを束ねるほか、デザイナーやアーティストの新しい才能を発掘、支援するプロジェクトを行うなど、常にチャレンジャーであり続けるがゆえに、その仕事ぶりは多忙を極める。そんな氏にとってミラノの街は、貴重なプライベートタイムを過ごすのにふさわしい場所なのだそう。
「人生を仕事に捧げると決めているので、1日の間、自分のために使えるのはほんの数時間です。そんな短いひとときでも、ミラノにいれば自分が街の一員であり、街も私の一部でもあると感じさせてくれます。たとえば帰宅してから猫とカウチで過ごす時間は、そのなかでももっとも好きな瞬間です。そしてミラノ中心部のマンゾーニ通りは、私の心のふるさとでありかけがえのない場所なんですよ」
イタリアの作家、アレッサンドロ・マンゾーニにちなんで名づけられた歴史的な通りに構える「ジョルジオ アルマーニ」のコンセプトストアは、今から15年前の2000年にオープン。2015年3月のミラノコレクション時には、同店で音楽イベント“エンポリオ アルマーニ サウンズ”を開催するなど、ファッションの枠に留まらない文化的な場所としても注目されている。
Photo : ARMANI, GETTY IMAGES