2014/9/2(火)
【素材&ディテール編】2014-15秋冬TREND大図鑑
ファッションのシーズンレス化が加速するなか、シースルーやフリンジなどとかく春夏によく見られる素材やディテールを斬新に提案するメゾンが多数。一方、冬の定番素材であるレザーやファーはボリューム感や色、質感で技巧を凝らしたものが今年の主流に。
揺れるフリンジで表現するリュクス・ボヘミアン
70年代ムーブメントがトレンドキーワードに挙がるなか、当時のスタイルにヒントを得たボヘミアンな“フリンジ”ディテールがヒット。今季のフリンジは長めでボリューム感も多め、ラグジュアリーかつアッパーな雰囲気で取り入れるのが特徴だ。ボックスシルエットのセットアップにビーズのフリンジを飾った「ランバン」は、繊細な動きをプラスすることで、スポーティなムードをフェミニンに昇華。トレンドの幾何学モチーフのニットにフリンジスカートを合わせた「ヴァレンティノ」は、構築的な雰囲気のニットと揺れるスカートのコントラストを新鮮に表現。「ジャスト カヴァリ」は、ボヘミアン気分のフリンジパンツをメタリックゴールドで仕立てて、リッチ・ボーホーな新スタイルを提案した。また、「マイケル コース」が披露したフリンジ付きのバッグは、スタイリングをアップデートしてくれる今秋のマストハブ小物に。
- Text:makiko awata Photo:IMAXTREE