エルメス

建築家のレンゾ・ピアノ氏がデザインを手がけ、モダンなデザインが目を惹く「銀座メゾンエルメス」は、アーティストやデザイナーが手がける“ウィンドウ”、アーティストと共に創造する空間“フォーラム”、予約制のミニシアター“ル・ステュディオ”の3つのアートスポットを構える。
 
「フォーラム」は、世界各地でエルメス財団が主催するアートギャラリーのひとつ。現在は“コンダンサシオン”展が開催され、「エルメス」の工房で行われた“アーティスト・イン・レジデンス”(*1)プログラムに参加した若手作家たちの作品を、一挙に展示している。「ル・ステュディオ」では、毎年の「エルメス」の年間テーマに沿った映画作品を上映。2014年は“メタモルフォーズ―変身”をテーマに、4月は『ジキル博士とハイド氏』 、5月は『ピナ・バウシュ　夢の教室』を上映予定だ。さらに注目したいのが、2ヶ月ごとに新しくなる「銀座メゾンエルメス」の“ウィンドウ”。5月6日まではロンドン在住のプロダクトデザイナー、オスカー・ディアズが、「エルメス」のスカーフ“カレ”から着想を得て制作した万華鏡を用いたディスプレイになっている。
 
ひと度足を踏み入れれば、アートの世界が無限に広がる「銀座メゾンエルメス」。この場所から、アートの旅へ出かけよう。
 
(*1)アーティスト・イン・レジデンス……若手アーティストたちに「エルメス」の工房が有する技術や素材を提供し、作品制作の場を与えるプログラム。