女優!女優!女優! 本当に芝居が上手い最旬若手女優のすごすぎる泣きシーン

エディターが私的に夢中になっているものなどをリアルな目線でお伝えする、デイリー連載のOKINI。今回はデジタルフィーチャー&ニュースエディターKEIICHIが、女優のなかでも特に演技力に優れた若手女優が、震えるほど素晴らしい涙を見せた作品とそのシーンをご紹介。若干ネタバレなのですがご容赦を!

ググ・バサ=ロウ in 『ベル-ある伯爵令嬢の恋-』 Gugu Mbatha-Raw in “Belle”
 
この映画でおそらく歴史上で初めて英国貴族として育てられた実在の黒人女性を演じたググ。迎えられた先が富裕な貴族だったため、婿取り時には財産狙いのカスみたいな男が差別意識露わに寄ってくるのを、辛い思いで耐え抜く役。しかし、彼女の顔の美しいこと美しいこと。ちょっと若いころのアンジーを彷彿とさせる顔。これは18世紀の当時でも人種超えて惚れるだろうよと。彼女の存在がなければこの映画は成立しなかった、と勝手に評論家ヅラしてほくそえみながらひとり自宅でWOWOWで観た記憶が。
 
 

そもそもこの方、王立演劇学校RADAの奨学生だったくらいに優秀なので当然といえば当然なのですが、英国芝居あるあるな、台詞まわしとか、ちょっとした仕草とか表情の変化とかが本当にお上手。で、すごかったのが、ここでもキスの瞬間の涙シーン。唯一自分のことを、ひとりの人間として、同志として愛してくれる社会活動家の男性との結婚を、いろいろな心の障壁を取り払って受け入れる瞬間に大粒の涙をこぼすのです。それまで通り過ぎたカスみたいな人たちから受けた仕打ち、親の呪縛、そして世界の理不尽さを振り切った瞬間を、顔だけで表現した瞬間に涙、です! これでいいの、自分を好きになっていいの! レリゴーレリゴーです。凛とした彼女の存在感は一回見たら忘れられません。映画としてもすっきりハッピーエンドなのでオススメします。
 
この映画の原題が『Belle』なので、そのうち『美女と野獣』とか出ちゃったりするのかしら~ププッ……とか自宅でひとり含み笑いをしていたら、本当にエマ・ワトソン主演の『美女と野獣』に出演決定。ギャグみたいな本当の話です。信じるか信じないかはググった方次第です。

https://www.youtube.com/watch?v=cJ3VUbfJWD0

2 / 3
1 2 3
  • Illustration : Daichi Miura

    エディターKEIICHI : デジタルフィーチャー&ニュース担当。最近、Netflixで遅ればせながらハワイ編のひとつ前の『テラスハウス』をチェックしております。サイコパスって本当にいるんだ~とか、それを「素敵」と思う人って多いんだ~といろいろ勉強になることに気づきました。テッド・バンディって“超いい人”“超完璧な人”だったじゃないですか。なんだろう、世の中って幸せでとっても危ういなと実感している日々です。ポエムってみました。

MORE TOPICS

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へエル・エディターのOKINI一覧へ次の記事へ

ELLE PR STORIES

注目ブランドをもっと見る

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト