いじめられっ子がスターになって“復讐”を果たした瞬間Best3
泣く子も黙るオスカー女優、ケイト・ウィンスレットが、女優を目指した理由を「子どもの頃激しいいじめにあったから」だと明かしました。周囲にドン引きされるのですが、他人のヴェンジェンスが大好物。見たい聞きたい語りたい、やめられない止まらないのです。かっぱえびせん級の中毒性がある、いじめられっ子が世にはばかって、いじめっ子に“復讐”を果たした、震えるほどの美しきエピーソド個人的ベスト3をご紹介。
ジャスティンがアメフト野郎をひれ伏させたスーパーボウル
3人目はいじめられっ子だったことなど想像もできない、ジャスティン・ティバーレイク。絵も描ければ踊れて歌える才能あふれるキュートな男の子が、悪名高き奴隷市の街、キング牧師が暗殺されたメンフィスで育ってしまったからさあ大変。保守的どころの話ではない街で男子が歌って踊っていたら、目立つのは間違いないですが、子どもの頃からADHD(注意欠陥・多動性障害)とOCD(強迫性障害)を抱えていたのもあり、他の人と少し「違う」ため、アメフト部のジョックにターゲットにされてしまいます。「やめるべきときに止められない」、物事に強度の執着をもっていたため、オタク、変人、オカマなどなど罵詈雑言の嵐。
なぜアメフト部というだけでそんなに学校で態度がデカくいられるのか、なぜアメフト部がミッキーマウスクラブより上だという発想に至るのか、テネシーという州の何かの悪さを疑いたくなりますが、それはさておき、わずか14歳で加入したインシンクでの活躍は華々しく、いじめられながらもトップアイドルに。ブリトニー・スピアーズ、キャメロン・ディアスら人気のスターたちと交際するだけでも、名声的には田舎のジョックなんかの遥か上をいっていますが、その後全米の半分以上が視聴すると言われるアメフトの祭典、スーパーボウルのハーフタイムショーへの登場を依頼され、NFLの頂点を競う場を我が物に! 2004年は、“ジャネット・ジャクソンの胸ポロ”があったショーで、記録にも記憶にも残った年。どうせその辺で腐っているであろうかつてのいじめっ子ジョックたちを、ある意味足元にひれ伏させたジャスティンの姿はyoutubeで何度も再生し、涙してしまうほどです。
俳優としても起業家としても成功し、最近になって自分がもっている「障がい」、「他人との違い」を明かしたジャスティン。「誰も声をかけてくれないし、革新的なことなんて何もない学校で過ごしいていたら、みんなが僕に“浮いてる”“変な奴”、もしくはテレビではとても言えないような言葉で罵ってきたよ。でも母が教えてくれたんだ。“みんなと違うのはいいことなのよ”って。違うってことは、他と違う良いものを創りだせるってことなんだから」とのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=z8zD8WF6m1g
いじめられっ子が世にはばかる陰には、素晴らしい親の愛あり。これだから“復讐”話はやめられない止まらない! 今日もまた家でビール片手に、ひたすらセレブの復讐インタビューをyoutubeで鑑賞し続ける予定です。あ、かっぱえびせん買わなきゃ。
-
エディターKEIICHI : ファッションフィーチャー担当。最近ハマった復讐劇はABCのドラマシリーズ「リベンジ」全体、もうすぐ公開される映画『ジェイソン・ボーン』、そしてもちろんHBO「ゲーム・オブ・スローンズ」のアリア・スタークが父の仇を暗殺するエピソード。すっきりする復讐映画ベスト3は『ベン・ハー』『レオン』『ディスクロージャー』。この3つは寝る前に見ると、すやすやと気持ちよく寝られます……と言いたいところ、すっきりだけでは済まずアドレナリンが出まくり、結局夜更かしする羽目になるため、そろそろ寝る前の復讐映画は止める予定。