南仏でシャチの調教師として働くステファニー（マリオン・コティヤール）は、不慮の事故で両脚を失ってしまう。失意の底に沈んだ彼女の心を開かせたのは、5歳の少年のシングルファーザーとして生きる男、アリ（マティアス・スーナールツ）。他者への愛情を表現する術を知らない不器用なアリは、まっすぐなアプローチで彼女を海の中へと導いていく。悲しみに打ちひしがれていたステファニーは、アリとの交流を通して再び生きる喜びと希望を取り戻していく。
 
『エディット・ピアフ～愛の讃歌～』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したフランス女優、マリオン・コティヤールが、両脚を失った女性という難役に挑んだ感動の再生物語。『真夜中のピアニスト』などの名匠ジャック・オディアールが、絶望の底にいた女性が再び未来へ踏み出す力を取り戻していくさまを、圧倒的なリアリティで描き出した感動作に仕上がっている。
 
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