ニュース 2017/5/19(金)
cinema this week

オスカーを賑わせた新感覚SF『メッセージ』ほか5月第3週のコレ観なきゃウィークエンド

毎週たくさんの新作映画が劇場公開されるなかで、私たちが本当に観るべきものって? 女性の知的好奇心を満たす、いま観るべき作品をエルが週替わりでセレクトし、ご紹介。今週は今年のオスカーにもノミネートされたSF大作『メッセージ』含む3本をチョイス。

 

5月19日(金)公開 『メッセージ』

ある日、世界中に現れた巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体はいったい、何が目的で地球にやってきたのか。彼らと意志の疎通をはかるために軍に依頼された言語学者のルイーズは彼らと接触することで、いまだかつてない経験をすることになる。エイミー・アダムスが人類の未来を託された言語学者に扮したSF大作。予想外の展開に引き込まれるストーリーはネビュラ賞を受賞したアメリカ人作家テッド・チャンによる小説「あなたの人生の物語」が原作。しばらくは母親業に専念しようとしていたエイミーもこのストーリーと監督の才能にほれ込んで、オファーを引き受けたそう。監督のドゥニ・ビルヌーブは『ブレードランナー 2049』も手掛けるなど、映画界がいま最も注目している才能。本年度のアカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞などにノミネートされた。
 
監督/ドゥニ・ビルヌーブ
キャスト/エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエンほか
5月19日公開
http://www.message-movie.jp/

 

5月20日(土)公開 『夜に生きる』

ベン・アフレックが『ミスティック・リバー』の原作で知られるデニス・ルヘインによる全米ベストセラーの同名小説を映画化した、クライム・エンタテインメント。禁酒法時代のボストン。警察官の息子として、厳格な家庭で育ったジョーは、父親に反発して、ギャングの世界に足を踏み入れる。対立組織のボスの恋人エマと恋に落ち、故郷を追われることになったジョーは新天地タンパで魅力的な女性グラシエラに惹かれ、成功を収める。ところが、そこに純粋無垢なロレッタが現れ……。ギャングとしてのし上がっていくジョーの手に汗、握るスリリングな活躍と彼をとりまく魅力的な女性たち。ギャングの情婦のシエナ・ミラー、実業家のゾーイ・サルダナ、令嬢のエル・ファニングがそれぞれの持ち味で着こなしているクラシカルな装いにも注目。
 
監督/ベン・アフレック
キャスト/ベン・アフレック、エル・ファニング、ブレンダン・グリーソン、クリス・メッシーナ、シエナ・ミラーほか
5月20日公開
https://warnerbros.co.jp/c/movies/yoruni-ikiru/

 

5月20日(土)公開 『オリーヴの樹は呼んでいる』

『天使の分け前』『わたしはダニエル・ブレイク』など、名匠ケン・ローチとのコンビで知られる脚本家、ポール・ラヴァーティとその妻でスペインの女性監督イシアル・ボジャインによる心打つ家族のドラマ。20歳のアルマは気性が荒くて、素直になれない女の子。彼女が唯一、心を許せるのはおじいちゃんだけ。そのおじいちゃんは数年前、樹齢2000年のオリーヴの木を家族に売られてしまってから、誰とも口を利かなくなっていた。オリーヴを取り戻したらおじいちゃんはきっと元のようになる。そう信じたアルマはドイツの企業に飾られているというオリーヴの木を奪還しようと、叔父と同僚を引き連れ、スペインから国境を越え、ドイツへと向かう。撮影に使われた本物の樹齢2000年の木は荘厳で神秘的な美しさ。スペインやイタリアの樹齢何千年ものオリーヴの木が実際に売買されているというショッキングな事実が物語の原点となっているそう。
 
監督/イシアル・ボジャイン
キャスト/アンナ・カスティーリョ、ハビエル・グティエレス、ペップ・アンブロス、ヌエル・クカラほか
5月20日公開
http://olive-tree-jp.com/

Text: Aki Takayama

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へニュース一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト