伊版“アカデミー賞”受賞作も公開! イタリア映画祭を東京・大阪で開催
ゴールデンウィーク恒例となったイタリア映画祭が今年も開催される。
毎年5月のゴールデンウィークに開催されてきた、日本におけるイタリア映画祭。まだ日本での公開が決定していないヒット作のエクスクルーシブ上映や、過去の良作の掘り起しなどなど、イタリア映画ファンにはたまらない、ギュッとつまった充実のラインナップ。
とくに今年は、カンヌ映画祭の監督週間でも注目され、イタリア版アカデミー賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の主要5部門を制覇した名匠パオロ・ヴィルズィ監督『歓びのトスカーナ(原題: La pazza gioia)』が、いち早く観られるとあっては見逃せない。
ミカエラ・ラマゾッティと、今ではフランス女優としての印象も強いヴァレリア・ブルーニ・テデスキが、性格は正反対ながらも共に精神を患う女性を演じた、バディ・ムービー。『テルマ&ルイーズ』を思わせながらも、静かに丁寧に女性同士の友愛を描いた同作品は、最後にジワリと心が温かくなる物語で、欧州の様々な賞に輝いている。
このほか、結合性双生児の姉妹を描いた『切り離せないふたり』、戒律と恋の衝突により自分の世界を大きく揺るがされる少女が主人公の『ジュリアの世界』など、どれも興味深い作品ばかり。
東京では有楽町朝日ホール、大阪ではそれにさきがけてABCホールを会場に開催される。イタリアファン、そして映画ファンなら絶対訪れておかないと!
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「イタリア映画祭2017」
会期・会場/<東京>4 月 29 日(土・祝)~5 月 6 日(土) 有楽町朝日ホール
<大阪>4 月 13 日(土)~14 日(日) 会場:ABCホール
公式HP/ http://www.asahi.com/italia/
問合せ/ 050-5542-8600(ハローダイヤル:~4月28日)、tel.03-3240-1200(会場、会期中のみ)
前売り一般¥1,450円、学生・60歳以上¥1,350、当日一般¥1,700、学生・60歳以上¥1600