ニュース ELLE PR NEWS2017/11/30(木)

都会のど真ん中で野外シネマを堪能! 「TORANOMON HILLS OUR PARKS エルシネマナイト」を詳報レポート

去る、11月3日(金・祝)、4日(土)の二夜連続でエルによる野外映画のイベントを、虎ノ門ヒルズにて開催した。2日間合わせて延べ700人以上を動員した、大盛況のイベントの模様をレポート。

“映画イヤー”と名付けた2017年、積極的に映画プロジェクトを展開してきたエルが、満を持して初の野外シネマイベントを開催。場所は虎ノ門ヒルズの芝生広場「オーバル広場」。大型スクリーンを設置し、都会のビル群の合間に突如として野外の映画館が登場した。

二夜連続のイベント日程のなかで上映された作品は、ソフィア・コッポラ監督の代表作『マリー・アントワネット』と『ロスト・イン・トランスレーション』。12月12日(火)に、ソフィアの最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の日本最速試写会を行う「エルシネマナイト」の開催が決定していることから、その前夜祭的な意味合いもあり、この2作品がセレクトされた。

両日ともに行われたトークショーでは作品の魅力を映画を愛するクリエーターが登場し、解説。まず、1日目の『マリー・アントワネット』はピアニストの清塚信也さんが登場。ソフィア映画における劇中音楽の使い方を、音楽家ならではの視点で分析した。
 
「ソフィアの作品に使われる音楽は一貫していないところが魅力。この作品もクラシックからUKロックまでごちゃ混ぜなんだけど、個人的な思いが強いシーンはバンドの楽曲を選んだりと、ギリギリのラインで勝負しているのがカッコいい。100%やりたいことをやる、迷いのない世界観を持つ唯一無二の監督ですよね」と絶賛。
 
また、男性も憧れる女性像を描くのがとても上手とし「歴史上で悪女とされたマリー・アントワネットを、とてもチャーミングな女性として描いていたのが印象的。最新作の『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』もキルスティン・ダンストをはじめ、ソフィアが信頼を置く錚々たる女優さんたちがたくさんキャスティングされているということで、とても楽しみですね」と語った。

2日目は『ロスト・イン・トランスレーション』に出演した女優・モデルの桃生亜希子さんと、ビームス創造研究所の南馬越一義さんによるトークショーを開催。ゼロ年代の東京カルチャーを思い出しながら、出演者だからこそ知る、撮影秘話満載の対談となった。
 
広告代理店員を演じた南馬越さんが、「撮影が行われたのはパークハイアットでお客さんが寝静まった深夜帯。僕は器材室として使われてた一室の片隅で数日間寝泊りしてました」と明かせば、桃生さんは「最初はクラブのシーン撮影に実際にパーティに行く感覚で呼ばれ、そのときソフィアが気に入ってくれたので、また別日にカラオケのシーンの撮影となりました。スカーレット・ヨハンソンはとってもフランクに私たちと話していましたよ」と、若き日のスカヨハの様子を紹介。
 
また撮影から10年以上が経ち、ふたりとも共感するポイントが変わってきたという話も。「当時は若かったのでシャーロット(スカーレット)と自分を重ねていたけれど、今ではもうボブ(ビル)の気持ちもわかる(笑)。ソフィアも結婚し2児の母になりましたが、スタッフといっしょに自分も時を重ねていると思うと、見るときによって別の感慨がある、大切な作品なんです(桃生さん)」

気持ちいい夜風を感じながらの映画鑑賞はまた格別なもの。2日目には終盤に突然の雨に見舞われるひと幕もあったが、そんな野外ならではのハプニングもまたひとつの思い出に。当日は飛び入りの観覧客も加わり、皆ふかふかの芝生のうえにクッションとブランケットでリラックスしながら、そしてキッチンカーにて販売された虎ノ門ヒルズのレストランによる軽食に舌鼓を打ちつつ、特別な夜を過ごした。

Photo: Kentaro Matsumoto

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