ニュース ELLE PROMOTION2015/3/6(金)
話題のアン・ハサウェイ初プロデュース作品

恋心を呼び起こす『ブルックリンの恋人たち』の魔力

『プラダを着た悪魔』のスタッフとオスカー女優、アン・ハサウェイがタッグを組んだ、珠玉のラブストーリー『ブルックリンの恋人たち』が3月13日(金)に公開。NYのブルックリンを舞台に“忘れられない恋”を描いた切なくも甘い大人の恋愛模様は、胸を打たれること間違いなし。その魅力を「エル・オンライン」が徹底解説!

この春、恋をしたことのある人なら誰もが共感してしまう、大人のための恋愛ムービーが到着。物語の舞台はNY・ブルックリン。熱気の溢れるマンハッタンとはまたひと味違う、リアルかつ今どきなロケーションにぐっとくる人は多いだろう。路地、川べり、カフェ、ライブハウスなどなど、“今”のブルックリンのライフスタイルを疑似体験できる、生き生きとしたシーンの連続に胸が高鳴るはず。
 
モロッコで生活しながら人類学博士号を目指すフラニー(アン・ハサウェイ)が、ミュージシャン志望の弟が交通事故で昏睡状態に陥ったため、故郷のブルックリンに戻って来る。そこで、弟が憧れるミュージシャンのジェイムズ(ジョニー・フリン)と出会い、音楽と弟の存在を通してお互い惹かれていく……というストーリーだ。

まずはなんといってもその製作陣が魅力的。メガホンを取ったのは『プラダを着た悪魔』で監督アシスタントを務めていた、ケイト・バーカー=フロイランド。自ら書き上げた脚本を、『レイチェルの結婚』を手掛けたプロデューサーのジョナサン・デミに売り込んだことから、アン・ハサウェイにも声がかかった。当初プロデュースのみを務める予定だったアンは、あまりの脚本の素晴らしさにプロデュースのみならず、自ら主演に名乗りをあげたという。
 
「プロデューサーという仕事にはもともとすごく興味があったの。夫(映画プロデューサー兼コメディ俳優のアダム・シュルマン)と一緒に携われる作品を探していたときに、ジョナサンがケイトの脚本をこっそり見せてくれて……。これこそ、私たちが本当に作りたい映画なんだ、って心から確信したわ!」

そう興奮気味に語るアンは言わずと知れたオスカー女優。『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞を獲得し、その後も『インターステラ―』などビッグバジェット系の作品に出続けている売れっ子だ。だが、キャリア絶頂期の今あえて選んだのが、小規模ながらも心底脚本に惚れ込んだこの作品だった。劇中の彼女は、等身大のファッションにナチュラルメイク、今やトレードマークとなったベリーショートで、「アンってこんなにかわいかったんだ……!」と気づかされる、自然体な大人の女性の魅力にあふれている。
 
一時は、「全米の嫌われ者」などとゴシップ誌にかき立てられていたアンだったが、結婚を機に充実した私生活とともに女優としてもひと皮むけたといわれていた時期に出会ったのが本作。さまざまなプレッシャーから解放されて、新境地を切り開いた新しいアン・ハサウェイを堪能できる。

そして、物語のキーとなるのが、音楽。ミュージシャンと恋に落ちるというメインプロットからして、実際に歌えて、演じられる相手役のセレクトはとても重要だ。ここでアンが白羽の矢を立てたのが、シンガーソングライターであり俳優のジョニー・フリン。ジョニー演じるジェイムズは人気ミュージシャンながら、どちらかといえば少しナードな存在感で、恋のかけひきをするわけでもない。激しく求め合うような恋愛劇とはある意味真逆のリアリティある掛け合いが、なんともいえない作品のムードづくりに大きく貢献している。さらに、寄り添うようなギターと切ない歌声が見事に役にマッチし、私たちにステージに立つミュージシャンとの恋を思わず妄想させてしまうような魔力を持っている。

登場人物が少なく、ほぼフラニーとジェイムズの1対1で展開されるシーンの数々が、どこか『ビフォア』シリーズを彷彿させ、惹きこまれる。恋人や女友達と見に行き、ぜひしみじみと感想を語り合ってほしい余韻の残る作品だ。

  • <作品紹介>
    『ブルックリンの恋人たち』
    人類学博士号を目指し、モロッコに暮らすフラニー(アン・ハサウェイ)は、ミュージシャン志望の弟が交通事故で昏睡状態に陥ったため、家族が暮らすニューヨークに戻ってくる。弟の意識が戻る可能性は低いと医者に聞かされ動揺するフラニー。弟と疎遠になっていた彼女は、自分が今まで弟のことを何も知らないでいたことを悔やみ、彼が何を感じてきたかを知ろうと、弟の日記を手にその足跡をたどっていく。そんななか、弟が憧れるミュージシャンのジェイムズ(ジョニー・フリン)と出会い、フラニーとジェイムズは音楽を通じ、互いにひかれ合っていくが……。
     
    出演/アン・ハサウェイ、ジョニー・フリン、メアリー・スティーンバージェン、ベン・ローゼンフィールド
    2015年3月13日(金)、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開
    http://brooklyn-movie.com/

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