1. 完璧主義を見直す

女性がやってしまいがちな、もっとも大きな間違いが、同僚として、妻として、母として、女性として、常に完璧を目指してしまうということ。

彼女たちは自分を他の女性と比べては、絶望にふけってしまう。いつも100％を目標にする人は、自分を落後者だと感じ続けることになってしまう。常に完璧でいることは非現実的だし、不可能だ。

自分の貴重な時間を何に割くか、どのアクティビティがやる価値があるのか、優先順位を決めて、人に任せられるときには任せてしまうようにする。女性は何でもかんでも全部やろうとしてふさがってしまい、自分のようにやってくれない人を責めたりしがち。さあ前に進もう。
 
実際にやること:
自分がその日にやらなくちゃいけないことを全部リストアップしてみましょう。きっとそれは紙に何枚分にもなるはずです。そのリストをざっと見て、どれが自分が「やりたい」ことで、どれが「やらなくちゃいけない」ことか、人に今すぐ任せられるものと、やり方を教えなくてはいけないものの判断をしよう。自分の強みを生かして、キャリアの前進のために戦略的になることです。

2.リスクを取る 

女性がリスクを嫌がるようになるのは現実の危機管理を意識しはじめる思春期のころ。夜道を歩いている女性に目を向けてみて。彼女は前方を見て、暗い角を避けて、起こりうる脅威に対して注意を払っている。

リスクを意識して、それらすべてを避けるように計画することは自らの選択肢を狭めてしまい、失敗を恐れることで前進できなくなる。心理学者はこれを「予期不安」と呼ぶ。うまくいかない可能性のあることを、やる前から心配することはとても有害だ。

楽観主義者が上手くいくのは、運が良いからではなくて、失敗するかどうかで気を揉むかわりに物事がうまくいくように一生懸命頑張るから。新しい挑戦に対して心躍らせ、勇敢になる。ときには失敗することもあるが、それは想像したよりも大したことではないし、その過程で何かを学び取ることができるでしょう。 
 
実際にやること:
リスクを追うことを恐れない。たとえば、仕事でもっと目立つようにする。戦略プランを立てる。会議で質問できるように準備して、情報交換会では大胆になって、成功への道のりを知っている人々に話しかける。あなたが心配している“最悪なこと”なんて起きない。