―ジェシカ・シンプソンとニック・ラシェイの離婚のニュースを発表するタイミングはどう決めましたか？
　
あれは「TMZ」のようなニュースサイトが生まれるずっと前の話だ。週刊誌の報道を避けるため、祝日が重なった週末に発表した。第一報を報じたのは、当時、ゴシップ誌として有力誌だった『USウィークリー』だ。この雑誌に誰かがこの情報を見つける手助けをしたと考えていいと思う。
　
―アンジーにはパブリシストがいないという報道が出ています。本当でしょうか？　彼女とマスコミとの関係について知っていますか？
　
彼女がパブリシストを雇っていたことはない。アンジーは誰よりもうまくマスコミと付き合っている。非常に巧みだ。彼女自身がパブリシストなんだ。だから決定を下すのは彼女で、それを実行に移す人を雇っているんだ。
　
―今回と対照的ですが、ブラッド・ピットとジェニファー・アニストンは離婚するとき、雑誌『ピープル』に共同声明を出しました。それはどういう意味を持つのでしょう。
　
もちろんブラッドとジェニファーは共同声明を出した。普通のカップルがやるようにね。アンジーは不気味な方法で、セレブリティのニュースを扱うマスコミやジャーナリズムに大きな影響を与えたと言えるだろう。今後破局し、泥沼状態になっても、セレブは「共同声明は出さない。アンジーが出さなかったから」と言えるようになったんだ。
　
―ブラッドの新作公開のタイミングとマリオン・コティヤールとの噂について聞かせてください。2人の共演作『マリアンヌ』の予告編が今週公開されたことを考えると、ブラッドとマリオンの浮気説が浮上したタイミングが疑わしく見えるのですが。
　
これまでの例を見ても、セレブカップルが映画で共演してもヒットには結びつかない。こういうタイプの話をリークすることにセレブはとても慎重だ。私が思うに製作会社はこの浮気説を喜んでいないと思う。ブラッドが浮気相手と噂されている女優と共演しているのをスクリーンで見たいと私自身は思わないからだ。おそらく映画『Mr.&Mrs. スミス』が成功したのは例外だ。でもうまくいくものがあれば、裏目に出るものも必ずある。製作会社は大金をつぎ込んでいるし、私の経験で言えば会社はとても用心深い。悪評が立つよりはむしろ話題にならない方を選ぶだろう。製作会社は時折、誰と誰がディナーに行ったというようなゴシップネタをリークするけれど、カーダシアン家のようなきわどいゲームはしないものだ。

―ブラッド側もアンジー側も第三者は関わっていないと言っています。何を意味するのでしょう？
　
何も意味しない。私はパブリシストを長年やっていたからわかる。パブリシストはいつも本当のことを言うわけではないんだよ。