海外セレブゴシップ 2013/7/16(火)

リアーナら、セレブから激怒ツイート続出! トレイヴォン・マーティン事件の被告に無罪判決

全米を再び人種差別論議で溢れ返らせている、高校生トレイヴォン・マーティンくんの殺害事件。その被告であるジョージ・ジマーマンに無罪の判決が下ったことで、ネット上や街中での抗議活動が激化。セレブのtwitterにも、激怒つぶやきが続出していることを「E!online」が伝えた。

リアーナ(Rihanna) photo : AFLO

2月、17歳の男子高校生トレイヴォン・マーティンくんが、コンビニでお茶を買って帰っている最中に自警団ともみあいになり射殺されたフロリダでの事件について、正当防衛を主張していたジョージ・ジマーマン被告に、望まれていた終身刑とは全く反対の無罪宣告が下されたのは、現地時間13日(土)。被害者が黒人少年で、加害者がヒスパニック系とのハーフであるとはいえ白人だったから騒いでいるのか、と思いきやそうでもない様子。

 
自称自警団のジマーマンが「ヘンな奴がいる」と911に通報し、オペレーターに「追跡しないように」と言われたにもかかわらず、車で追いかけたところ「突然『なんでつけてくるんだ』と襲われて銃を奪われそうになったため仕方なく」胸を撃ったそう。ところが、警察は明確な証拠もないまま“正当防衛”と断定し、被害者の身元を調べることすらせず(そのまま霊安室に3日間放置)、捜査せずにその場で被告を帰らせてしまったため被告の証言以外、証拠が皆無となったそう。被害者は亡くなっているため事実確認は被告人と僅かな目撃者のみという奇妙な状況になっている上に、「どちらが襲っていたのか?」に関する目撃証言が真っ二つ。かつ、被害者には薬物検査をしておきながら、容疑者にはしなかったという不平等もあり、「人種差別からくるヘイトクライムである」と騒動が勃発、全米の人種差別論議の的になっていたこの事件。しかし、6人で構成された陪審員が下した判決は、「無罪」。

 
そこで、人種を問わず抗議活動が展開され、オバマ大統領も声明を出す事態に至っているのだけれど、セレブも例外ではないようで次々とスターたちがtwitter上で怒りをあらわにしている。
 
リアーナ:こんなに悲しいニュースは今までにない!!! #whatsjustice #pray4theMartinFamily

 
マイリー・サイラス:気分が悪い . #RipTrayvonMartin. 正義も平和もあったもんじゃない

 
ミア・ファロー:“一人の武装した自警団が、一人の少年に裁決を下した”ですって。疑わしいわよ。“罪のない(#notguilty)心”が少年を追跡して撃ち抜く? 信じられないわ、全然。

 
レナ・ダナム:ありえない! 私の心はシブリナ(被害者の母)、レイチェル(被害者の殺害直前に電話をしていた女友達)、そして彼を愛していた人たち、そして“彼の命はそれほど問題じゃない”というメッセージを受け取った人たちすべての人ととも、共にあります。

 
ジョン・レジェンド:胸が痛い

 
マンディ・ムーア:心が重苦しいわ...#TrayvonMartinのことを知っている、愛していた人々すべてのために。彼の命の問題なのに。恥ずかしいことだわ。

 
ニッキー・ミナージュ:この時に、神のご慈悲がマーティン家の人々にありますように。同じような不正義に遭ったすべての家族同様に。(バラク・オバマ、あなたはどう考えるの? (被告が)911のオペレーターを無視して、追いかけて、殺害する事が許されるてしまうの? ローリン・ヒルは税金で有罪になったのに?

 
オリビア・ワイルド:気分が悪い

 
ソフィア・ブッシュ:Justice System(司法=正義のシステム)ですって? そうは思えないわ。#justicefortrayvon

 
ビヨンセら、この騒動に冷静になるように訴えるスターもいるものの、リベラルなセレブたちがこれほどまでに騒ぐのは、一方で「トレイヴォンのコンビニでの姿が怪しい」「ジマーマンが911のオペレーターに向かって言った黒人差別用語はマスコミの改ざん」「マーティンがフードをかぶって住宅街を歩くのがいけない」「マーティンはドラッグを隠し持っていたことがある」など、マスコミ陰謀説や不良住人排除論を盾に論調を張る保守タカ派の人たちもいるから。

 
犯罪歴のある被告が銃の所持が許されていることにもびっくりだけれど、ドラッグを持ったこともある少年が住宅街をうろうろしていたから勝手に尾行して、その結果もみ合いになったら撃っても仕方がないと判断する人が多いという報道には、びっくり。

 
この事件、発端から結末まで、どこをとってもオカシイところばかり。過度の防衛&攻撃意識が根底になければ、捜査も冷静に進み、正当な手順があったはずで、人種差別さえなければ、これほどまでの運動にならなかったはずで、銃さえなければ撃てなかったはず。こじらせた社会が図らずも再び露呈されてしまったよう。オリビア・ワイルドがつぶやいたようになんだか「気分が悪い」事件。

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ海外セレブゴシップ一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト