2017/6/20（火）
ウィリアム王子がロンドンの火災被害者を訪問
現地時間6月14日（水）にロンドンで発生した高層住宅の火災。ウィリアム王子が被害者の家族と対面した。
ウィリアム王子（Prince William）、エリザベス女王（Queen Elizabeth II） photo : Getty Images
6月16日（金）、犠牲者の家族や避難中の住民が滞在している災害対策本部を訪ねたエリザベス女王とウィリアム王子。避難してきた人と談笑して励ましたほか、火災現場でエレベーターに閉じ込められた夫がいまだに見つからないという女性を優しく抱きしめて慰めていたという。
実はこれはイギリス王室のメンバーにとってはとても異例。一般人が王室の人に触ることができるのは握手のときだけ。このルールを破り、ウィリアム王子が人々を励ましていたことに驚きの声が上がっている。
ウィリアム王子（Prince William） photo : Getty Images
この訪問に先立ち、エリザベス女王は「火災で愛する家族を失った方々、重体で病院にいる人々のために祈りを捧げます。またフィリップ王配と私は、自分の命を危険にさらして住民たちを救おうとした勇敢な消防隊員や緊急部隊の人々に敬意を表します」と声明を発表。またウィリアム王子とキャサリン妃、ヘンリー王子はこの火災で家を失った人々を助けるための基金を設立するために寄付をする予定だという。
今回の火災では政府の対策に対する批判やテレサ・メイ首相への不満の声も上がっている。首相の対応を始め、続報にも注目したい。
text : Yoko Nagasaka
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