セザール賞を主催するフランス映画芸術技術アカデミーはペネロペ・クルスに名誉賞を贈ることを発表。「ペネロペは国際的な大作映画に出演しても、もっと小さな作品の中でも才能を発揮してきました。リドリー・スコットの作品でもロブ・マーシャル、ケネス・ブラナー、セルジオ・カステリット、フェルナンド・トルエバ、最近撮影が終わったばかりで5月に公開されるアスガル・ファルハーディー監督の『Everybody Knows（原題）』でもそれは変わりません」と受賞理由を説明している。

確かに『悪の法則』（リドリー・スコット）から『NINE』（ボブ・マーシャル）、『オリエント急行殺人事件』（ケネス・ブラナー）から『赤いアモーレ』（セルジオ・カステリット）、『ベルエポック』（フェルナンド・トルエバ）までバラエティに富んだ作品に出演してきたペネロペ。またアカデミーは『オール・アバウト・マイ・マザー』や『ボルベール〈帰郷〉』などペドロ・アルモドバルの作品に出演したことも賞賛、受賞理由としてあげている。

これまでマイケル・ダグラスやメリル・ストリープ、ショーン・ペンなど大御所たちが受賞してきたこの名誉賞。昨年はジョージ・クルーニーが受賞している。この顔ぶれに名をつらねるなんて大快挙！　授賞式は3月2日（金）。授賞式でのスピーチも楽しみにしたい。おめでとう！