海外セレブゴシップ 2018/3/26(月)

ケイト・ブランシェット、ウディ・アレンの性的虐待疑惑に初めてコメント

ウディ・アレン監督作『ブルージャスミン』で2014年のアカデミー賞主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェット。ウディ・アレンの性的虐待について初めてコメントしている。

ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett) photo : Getty Images

先週CNNのインタビューに答えたケイト・ブランシェット。インタビュアーから「『Me Too』や『Time's Up』の動きが起きる中、ウディ・アレンと仕事をしたことについてどうして沈黙しているのですか?」という質問が。するとケイトは「自分が沈黙しているとは思わない。ウディ・アレンと仕事をしたときは彼に対する告発を知らなかった。当時私は、これが家族にとってはつらく複雑な状況であり、解決できることを望んでいると語っていた」とコメント。確かにアレンの養女であるディラン・ファローが最初に彼の虐待を告発したのは2014年なので、撮影時のケイトは知らなかったはず。

さらに「告発は裁判所ですでに審議されていると思うけれど、もし再び審議されるのであれば私は司法制度と判例を信じています。もし裁判が再び行われるのであれば、絶対的に心からそれをサポートする」とコメントしたケイト。性的虐待の撲滅運動について「SNSはこの問題に対する意識を高める上で素晴らしいもの。でも裁判官や陪審員ではない」とも。「このような問題は法廷に持ち込む必要があると思っている。もし虐待が起きたのであれば虐待した人は起訴され、私のように注目される業界にいない人も判例を使って自分を守ることができなくてはいけない」。

ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)、ウディ・アレン(Woody Allen) photo : Getty Images

性的虐待や暴行は法律の下で裁くべきだというのが彼女の主張。一理あるとはいえ、アレンの事例を見ると1度目のディランの告発は「証拠が不十分」という理由で起訴されなかった。同様の性的虐待や暴行事件では証拠がなくて起訴できないことが多く、だからこそ今回SNSでの告発が大きなムーブメントになったという経緯もある。ケイトの意見をきっかけに、セクハラ撲滅と裁判のあり方について新たな議論も起きそう。

text: Yoko Nagasaka

MORE TOPICS

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ海外セレブゴシップ一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト