海外セレブゴシップ 2018/2/1(木)

モデル事務所、セクハラ写真家にモデルを斡旋していたことが発覚!

マリオ・テスティーノやブルース・ウィーバーなど、大御所ファッションフォトグラファーのセクハラ行為が告発されているファッション界。かつてモデル事務所で働いていた女性が、事務所が性的暴行や虐待を黙認していたことを告白している。

中央はエリート・モデル・マネジメントの創設者のジョン・カサブランカス。ジョン・カサブランカス(John Casablancas) photo : Getty Images

この事実を明らかにしたのは、2000年代始めまで約20年間、大手モデル事務所「エリート・モデル・マネジメント」などでエージェントとして活躍してきたキャロリン・クレイマー。ハリウッドでセクハラ告発が始まった昨年10月、かつて自分が担当していたモデルから連絡を受けたという。1980年代に当時16歳だったそのモデルは、彼女から行くように指示された撮影でフランス人の有名フォトグラファーにレイプされたことを告白。レストランで彼とシャンパンを飲んだ後、気を失い、彼の部屋のベッドで翌朝目が覚めたという。体には暴行された痕跡が残り、怪我を負っていた。

クレイマーはこの事件についてSNSで告白。「そのフォトグラファーは好色なことで有名でした。でもレイプしているとは知らなかった」「このことを知った瞬間、私は20年間にわたって代理人を務めてきたモデルたちを見殺しにしていたように感じました。目の前で起きていたのに、私はそれを変えるために何もしなかった。そんな気持ちになりました」。他の事務所やエージェントたちも同じ過ちをしていたのではないかと思い、公表したという。

新人モデルたちとともに。ジョン・カサブランカス(John Casablancas) photo : Getty Images

クレイマーのこの告白をきっかけに他にも多くのモデルたちからの告発の声が。当時16歳だった他のモデルは男性エージェントからセクハラ行為を受けていたことを告白。でも「エリート・モデルはエージェントを守り、私に対する責任は果たさなかった」。またあるメイクアップアーティストは80年代のミラノで日常的に起きていたことを暴露。なんと、あるモデル事務所が富裕層の男性に若いモデルを斡旋していたという。「それはまるで人身売買のようでした」。

ハリウッドでも虐待を隠蔽してきたことが問題になったけれど、これでは見て見ぬ振りどころか積極的に加担していたとも言える状態。今後モデルたちやエージェント、ファッションビジネス全体がどんな反応を示すのか、注目したい。

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