海外セレブゴシップ 2013/1/11(金)
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トム・クルーズ離婚の原因はやっぱりサイエントロジーだった!?

賞レースにも参戦している話題の映画『ザ・マスター』。その物語の下敷きになっているのが全米で知らない人はいない有名教団、サイエントロジー。教団の「顔」として知られているトム・クルーズと、彼の弁護士はその事実を否定しているが、同教会内で重要な地位を占めていることは明らか。そして今、その組織の“実情”を暴く本が米国で出版され話題となっているという。

トム・クルーズ(Tom Cruise)

本の題名は「Going Clear: Scientology, Hollywood, and the Prison of Belief(すべてをクリアに:サイエントロジー。ハリウッド、そして信仰の囚人)」。
著者のローレンス・ライトは、この著書のなかで、サイエントロジーがどのようにトム・クルーズを引き入れ、教会内で最も重要な地位に押し上げ、ニコール・キッドマンとの離婚を推し進めたのか、その詳細を明らかにしている。
 
著者はサイエントロジーの現リーダー、デイビッド・ミスキャヴィッジがトム・クルーズの華麗なるお取り巻きに目が眩み、それに目をつけ、またトム・クルーズもデイビッド・ミスキャヴィッジの威厳のある性格の魔法にかかってしまった」と書いている。
 
1990年代始めに、ニコール・キッドマンやほかの俳優たちに取り囲まれているトム・クルーズを「(サイエントロジーは)おとぎ話のように純粋無垢で無臭であり、(トム・クルーズがそのとき置かれていた環境とは)まったく違う環境」であるとカリフォルニア州ヘメット近くの教会でトム・クルーズをデイビッド・ミスキャヴィッジが誘惑したのだという。デイビッド・ミスキャヴィッジはふたりを野の花が咲く花畑で走らせふたりに教えを授け、「おとぎ話」を「現実」のものにしてしまったのだと書いている。
 
当時サイエントロジー内で高位にあったマーティー・ラスバンによると、1990年代半ばにトム・クルーズとニコール・キッドマン夫妻がサイエントロジーから離れようとしたとき、デイビッド・ミスキャヴィッジはニコールをサイエントロジー信者を装うお金目当ての人物だとみなし、彼女を責めたという。マーティー・ラスバンは著者に、デイビッド・ミスキャヴィッジはトムに、彼の妻は「抑制的な人物」であることを確信させることができれば、トムは彼女と離れ、サイエントロジーへと戻る道を選ぶと信じていたと語っている。
 
サイエントロジーが、トムとニコールが10年に渡る夫婦生活に終止符を打った際に重要な役割を果たした存在であるという疑惑は長い間続いていたが、その問題に関してはデイビッド・ミスキャヴィッジのかつての義弟で元信者、ボディガードであり、一時クルーズ家に住んでいたジョン・ブローソーがその事実を裏づける証言をした。彼は9月に「ヴァニティ・フェア」誌に対して、当時彼らの子どもたちはどのようにして「抑制的な人物」を見分けるかどうか、という授業を取っており、彼に「ニコールは『抑制的な人物』だ! 僕たちのママは『抑制的な人物』なんだ!」と囁いたらしい。
 
トムがニコールと2001年に離婚すると、サイエントロジーへの信仰を新たにするとともに、デイビッド・ミスキャヴィッジとかつてないまでに親密な関係に。
 
「(サイエントロジーに対して)みんなどういう風なものなのかまったくわかっちゃいないんだ」とトム・クルーズは語っている。トムは彼の手を頭に上げると、「まずここにL・ロン・ハバードがいる。」そして手をほんの少し動かして、「そしてここにデイビッド・ミスキャベッジが。」最後に手を彼の目の位置に下げて「で、ここが僕だ」と指し示したという。
 
著者は2000年の中ごろにはトムが非公式ながらハリウッドの倫理委員であると考えられるようになったと語っている。それはサイエントロジーの創始者、L・ロン・ハバードのような著名人を神よりも崇めるというハバードのヴィジョンを体現したものなのだという。
 
が、この本イギリスとカナダではあまりに事実に基づかない点が多いとされ出版禁止となっているそう。“教団暴露系”の本は大抵偏向的でエスカレートした内容になりがちなので、書いてあることが100%真実かどうかは不明だけれど、もし邦訳されればこの話題は日本でも注目ニュースになるかも?

text : Ryoko Tsukada

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