海外セレブゴシップ 2013/2/4(月)
海外セレブゴシップ

ビヨンセ、流産の経験について初めて口を開く

昨年ブルー・アイビーちゃんを出産する前、流産したと伝えられていたビヨンセが始めて、自身の口からその辛い心境を語ったが……。

ジェイ・Z(Jay-Z)&ビヨンセ(Beyonce) photo : Everett Collection/AFLO

夫であるジェイ・Zがこの辛い経験を「Groly」という曲で伝えてくれたものの、ビヨンセ自身が流産について言及するのはこれが初めて。HBOで来る2月16日にオンエアされるビヨンセのドキュメンタリー番組、「Life Is But a Dream(原題)」に先駆けて当時の辛い心境を語った。
 
「2年くらい前、最初に妊娠したの。(胎児の)心音を聞いたけど、私がこれまで聴いた中で、世界で最も美しい音楽だったわ」
 
ビヨンセとジェイ・Zは大喜びで、「名前を選んだり、どんな顔になるのか想像してみたり、とっても母性的な気分になったわ」とのこと。
 
しかし、妊娠のごく初期の段階で、悲痛な事実が彼女を襲った。「健診のためにニューヨークに飛んだの……そうしたらもう心音が聴こえなかったの。たった1週間前お医者さんに行って、すべてうまくいってるところだったのに、心音が聴こえなかったのよ」
 
妊娠初期の流産は大抵原因不明で、通常母体に何の問題もないことが多い。しかし、受ける心の傷の深さに変わりはなく……。ビヨンセはこの心の傷を音楽で乗り越えようとしたそう。
 
「私はスタジオに行って、人生でこれまで書いたこともないほど辛い曲を書いたの」このトラックの題名は示唆していないものの、新しく出るアルバムの中に収録されている。
 
「その曲が私がアルバムのために書いた最初の曲になったの。そのことが私にとってベストなセラピーだったといえるわ。なぜなら、これは私が経験したなかで最も辛い出来事だったから」その辛い経験を乗り越えてのブルー・アイビーちゃんとの出会いは本当によろこびに満ちたものだったそうだ。
 
「妊娠するってことは恋に落ちることに似ているわ。とってもオープンな気分になれるの。よろこびに満たされて。お腹の中で赤ちゃんが育っていくのを表現する言葉って見つからないわ。だからもちろん叫んでほかの人に伝えたくなるわけ」
 
安定期に入るまで秘密を守り続けたビヨンセが妊娠の事実を告げた瞬間、そう2011年8月28日にロサンゼルスで行われたMTV・ビデオ・ミュージック・アワードで行われた妊娠発表のときには、ツイッター史上最多数の投稿があったほど。
 
よかったね、ビヨンセ……と涙を拭っている間にまたビヨンセのニュースが飛び出してきた。
それは論争の的となったオバマ大統領2度目の就任式典での国歌口パク疑惑に対する公式記者会見。なんとその場でビヨンセはいきなりアカペラで国歌を歌い、実力の程を見せつけた後、たったひと言「質問ある?(笑)」(!!)  まさにディーバ的な反論に一堂唖然。
 
記者の質問に対してビヨンセは「私は完璧主義者よ……オーケストラとリハーサルする時間がなかったのは確か。生中継だったし、私にとってとても重要な瞬間だったわ。悪天候に加え、進行の遅れがあり、適切なサウンドチェックをする時間もなかった。私はリスクを冒したくなかったし……。それで事前にレコーディングしたバックトラックを使うことに決めたのよ。これって音楽業界では日常茶飯事よ。それに私は自分のパフォーマンスに誇りをもっているわ」
 
はい、おっしゃる通りで。
 
スーパーボウルのハーフタイムショーでも同じことをするのかと聞かれたビヨンセは「私はいつも生で歌うわよ」と濁したままに。当日、デスティニーズ・チャイルドと共演するのかという質問にも答えないまま。
 
流産体験を自らの口で語ったその直後に行われた記者会見。偶然とはあまり思えないタイミングだけど、ビヨンセがどんなに辛い経験も成功に転化させることができるパワフルな女性であることだけは確か。あっぱれ、ビヨンセ! さすがです。

text : Ryoko Tsukada

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