事件が起こったのは第86回アカデミー賞レッドカーペット上。今回、自身のプロデュースした『それでも夜は明ける』が作品賞にノミネートされているため、パートナーのアンジェリーナ・ジョリーとともに報道陣の前に現れたブラッド・ピット。
 
この日の主役は確実にブラッド、のはず。俳優として獲得できなかったオスカーを、プロデューサーとして手に入れる！　との意気込みがあってか、堂々とした登場。ふたり揃ってフラッシュの中に飛び込み、さあ移動……となったとき、ブラッドの耳に飛び込んだのは「ブラッド！　ちょとどいて！」とのカメラマンたちの失礼極まる要求。
 
そう、カメラマンたちが欲しかったのは、むしろ「エリー サーブ」を着たアンジーの単体写真。その方が断然写真が売れるから！　アンジーの方は、「当然のこと」と受け止めたのかその要求に優雅に答え、そのままの立ち位置にとどまったものの、ブラッドは「え～」とでもいうかのように、気まずい顔をしながら離れていく姿もしっかりキャッチされてかわいそう。そして、その直後所在無げにしょぼんとアンジーを待つ姿がさらにキャッチされてしまい、さらにかわいそう。

しかし、アンジーは今回、映画界全体に功績のあった人に贈られる特別賞、ジーン・ハーショルト友愛賞を受賞しており、特別扱いされるのも致し方ないのかも……。ブラッド、オスカー獲れて本当によかったね（汗）。