自然な血色感を生むクリーム系チーク

そもそもチークカラーをつける目的は、大きく分けてふたつ。ひとつは、血色感の演出。少女の頬は、何にもしなくてもバラ色をしていて、それが初々しさ(=若々しさ)や、イキイキとした生命力を感じさせています。けれど肌色は、年齢とともにピンクみが薄れ、顔全体が同じようなトーンになりがち。それをフォローしようと、私が長年愛用しているのは、バラ色のクリームチーク。「難しそう」という声も聞かれるクリーム系ですが、実際にはその真逆。私は、指の腹でポンポンと頬の上に叩き込み、その上からフェイスパウダーを重ねてフィックスさせている。すると、色みがとけ込むようになじみ、内側からふわっと沸き上がるような血色感がでるから。特に「キッカ」と「イブ・サンローラン」のこのカラーは、上気したような表情をつくり、肌をキレイに見せてくれる効果もバツグン。