2014/5/14(水)
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あの香りの“水(オー)”で、軽やかにフェミニンに
日本では“みだしなみ”や“おしゃれ”の意味合いが強いフレグランス。だけど欧米では、その人の本質を表すアイデンティティに近い存在。服を着てメイクをしてから最後につけるのではなく、裸に近い状態のときにつけるのが正解! その方が、それぞれの個性やソウル(魂)とマッチし、より深い魅力をともなって香りたつ。ただ、欧米と比べ湿度の高い日本の初夏は、香りが重くこもったように感じられがち。名香である「ミス ディオール」をベースに、アジア女性をイメージしてつくった“ミス ディオール ブルーミング ブーケ”や、ローズウォーターを22%も含有した“ロー ド クロエ オードトワレ”、あるいは繊細でセンシュアルなフローラル系の“ランバン ミー ロー”のように、女らしさのなかにみずみずしさのある香りがおすすめ。軽やかな甘さが今っぽい。
photo:Chifuyu Aizawa(Q’s)
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倉田真由美/美容ジャーナリスト
女性誌編集部、編集プロダクションを経て、1987年よりフリーランスに。現在は『エル・ジャポ ン』『フィガロ・ジャポン』『美的』『エクラ』『クロワッサン』をはじめとする女性誌の美容ページや、新聞のコラム執筆、美容にまつわるトークショーな ど、幅広い分野で活躍中。近書に、『しあわせ美人のつくりかた』(ぶんか社刊)がある。