セクシャリティを高めるラブ&ボディケア

粘液美容的“フランス式膣ケア”のすすめ

「粘液美容」を提唱するフィトテラピストの森田敦子さんが、デリケートゾーンケアのためのオーガニックコスメを開発中。その背景には、日本人女性の“自分の体に対する意識の低さ”があるという。膣乾燥をも引き起こし、フランス人も驚く粗雑なボディケアとは!? 私たちは今、自分の体とどう向き合うべき?

photo: Cristian Macdonald   text: Michiko Takahashi

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母が教える“粘膜ケアの大切さ”

「フランスでは母親が娘に女性が自分の体をケアすることの大切さを伝えます。“セックスは心にも体にも幸せをもたらしてくれるもの。いい恋愛やセックスは幸せな結婚を導き、妊娠というプロセスにつながっていく。それにはすべて女性器が関わっているから、膣や粘膜をケアすることはとても大切。自分の体を大切にするのは、自然で当然なこと”、月経が始まるころ婦人科に連れて行き、そう教えるのです」。また、森田さんは「日本には月経時のケア製品など、女性をリラックスさせたり、ハッピーにするケアアイテムがないのはとても残念」という。フランス人女性は月経の終わりにはビデで月経血を洗う。膣内部も指を使ってていねいに洗浄し、顔に美容液を塗るようにローションでケアする習慣があるそうだ。

  • プロフィール
    森田敦子さん
    Atsuko Morita/植物療法士。客室乗務員時代に気管支喘息を患い、植物療法(フィトテラピー)に出合う。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を修め、植物療法の第一人者に。現在は植物療法に基づいた製品の開発や啓蒙のためのスクール、スパを主宰。2012年2月、エル・オンラインで提唱した「粘液美容論」が大きな注目を集める。
    ルボワ公式サイト http://leboistokyo.com/
    ルボア フィトテラピースクール http://school.lebois.jp/
    公式ブログ http://ameblo.jp/atsuko-morita/

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