ビーチで濡れた髪を放っておかないで!
Q.オンブルヘアなど、パーツで色が違う場合のケアは?
「褪色防止を優先にするなら、刺激の少ない弱酸性シャンプーで全体を洗えば間違いがないし簡単です。もう少ししっかり洗いたいときは、褪色させたくない部分にだけ予めトリートメントをつけておくと、油分が洗浄力を減力してくれて、ある程度保護できます。その状態で頭皮をしっかり洗い、よく流してから、また全体にトリートメントをつければ十分です。
個人的な意見でいうと、ヘアケアで最も優先させたいのは頭皮。どんなにきれいなカラーヘアでも、フケが落ちていたら格好悪いので、スカルプケアを中心に考えてケアをしたいものです。週に1回の頭皮クレンジングをする場合でも、髪ではなく頭皮だけに使い、さっと流してから低刺激のシャンプーで髪を洗えば大丈夫」
Q.カラーヘアと紫外線の関係って?
「カラーヘアは紫外線に弱く、当たると褪色するので、施術直後は極力日に当たらないのがベター。紫外線×アルカリの組み合わせは髪に相当のダメージを与えるもので、海で髪がバサバサになるのも、アルカリ寄りの海水で濡れたうえに紫外線を浴びてしまう状態だから。これはほとんどカラー液やパーマ剤の中で泳いでいるの変わらないくらいのダメージなんです。海に入ったあとやカラー施術後は、できるだけ早く弱酸性シャンプーでのケアが必要です。と同時に、暑い時期は汗と紫外線でも色が抜けるので、事前の入念なUVケアを徹底しましょう。シャンプーとアウトバスの二軸で褪色ケアを行うのがベスト」
ちなみに『uka』のヘアオイル“オンザビーチ”もこれからの時期におすすめだそう。
Q.スタイリング剤を使うときの注意点は?
「基本的に、スタイリング剤はどれもつけすぎは×。つけると、程度の差はあれウェットになり、髪が膨潤した状態になるので、カラーが出ていきやすくなります。それこそウェット仕上げのスタイルも、褪色を助長させるので避けるべき。また、セット力の強いスタイリング剤はそれだけ洗浄力の強いシャンプーで洗わないといけないので、そこで色が落ちてしまいます。いちばんいいのは、素髪でいること。使うならちょっとしたオイルやクリームをつける程度で十分です」(「uka」マネージャー遠藤さん)