ちゃんと知ってる? ヘアカラーの常識・非常識
カラーの褪色を防ぐ方法は? シャンプーの選び方は? カラーヘアにまつわる素朴な疑問に「uka」マネージャーの遠藤也寸志さんがアンサー。
Q.カラー施術時の体調、気にかけるべき?
「個人差はありますが、女性の場合は生理や体調によって皮脂分泌のバランス、匂いの感覚が変わる場合があります。過去の経験で生理時に香りがきつく感じたり、皮膚が敏感に感じたことのある人は、その期間のカラーは避けたほうがいいでしょう。どうしてもタイミングがかぶった際は、サロンスタッフに『頭皮が敏感なので』と伝えるだけでも、より地肌をていねいに扱ってもらえるので安心です」
Q.毎日のシャンプーで意識したいことは?
「カラーを長持ちさせたいなら、流すときのお湯はぬるま湯に。洗濯物と一緒で、高温だと色がよく落ちてしまいます。寒いからといって、流すお湯が高温すぎると、色も落ちるうえに頭皮も乾燥するので気を付けて」
Q.カラー直後に頭皮用シャンプーを使ってもOK?
「ヘアカラー自体、頭皮の油分を根こそぎ奪い去るほど強力なものなので、そこからさらに皮脂をしっかり取り除くスカルプクレンジングシャンプーを使うのは、頭皮の点でも色落ちの点でもふさわしくありません。むしろ必要なのは、保湿としてのケア。保湿力の高いシャンプーを選ぶほか、スカルプ用のアウトバス美容液などで頭皮をしっかり保湿してあげましょう」
Q.カラーによるハイダメージ毛はノンシリコンシャンプーを避けたほうがいいってホント?
「ナチュラルケアには、どうしても限界があるとは思います。指通りをもっとよくするためにも、またダメージをこれ以上広げないためにも、シリコン入りのほうがいい場合もあります。シリコンを必要以上に悪と捉えなくてもいいのではないでしょうか。粗悪なシリコンは当然よくないですが、水溶性のタイプなら、頭皮や髪に付着しすぎてベタベタすることもないので比較的安心です。あとはシャンプーをノンシリコンにして、アウトバスアイテムで髪のきしみをケアするのも手ですよ」(「uka」マネージャー遠藤さん)