“いい女の香り”ってどんな香り? 人気メンズ誌編集長が考えるフレグランス術 
2017/04/14(金)
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左から RE・LEAF kaori card、ボーテ デュ サエ ボディミルク ローズブーケ、ペンハリガン ブレナム ブーケ オードトワレ、カルトゥージア メディテラネオ、カルトゥージア メディテラネオ
名刺入れには「RE・LEAF」の“kaori card”をセット。特殊な加工をされた金属のプレートで、香水をしみこませると名刺に香りを移すことができる。

フォルツァスタイル 干場義雅編集長

狙うのは“爽やかセクシー”。「ボーテ デュ サエ」の“ボディミルク ローズブーケ”(名前入りのオリジナルパッケージ入り)を下地に、チャーチルが愛したという紳士の香り「ペンハリガン」“ブレナム ブーケ オードトワレ”を重ねるのが定番です。他のいくつかの定番香水以外にもうひとつ……ごく親しい人にしか教えない香りもあります。ミステリアスは人を引き付けるものだから、こういうインタビューでも秘密を残すのがマイルール。なので今回はこの香りのブランド名だけは「秘密」です(笑)。
 
例えば良く晴れた夏の日に麻のシャツを着たら、レモンの香りが地中海気分へといざなう「カルトゥージア」“メディテラネオ”をまとう。そんな風にシーンと香りは、情景として同時に記憶されるものですから、自分を演出するために欠かせないものですね。
 
香り選びと同じくらい、付け方にもこだわりが。「脈打つ場所に」というセオリーを無視して、その日のデートで一番印象づけられる所につける、なんていうのも全然ありですよね。これはたとえ話だけれど、イタリア人はジャケットの襟裏に香水をつけるそう。なぜならハグをしたときに香るから。一方でフランス人は“毛の中”につけるとフェロモンと混じって最高にセクシーだ、と言うんです。清潔感を重視する日本ではなかなか真似できないけどね(笑)。そういった幅広い知識を持っていれば、どんなことも楽しめるもの。ルールやセオリーを受け入れたうえで、自分なりの解釈ができることが、香りを使いこなすうえでも大事だと思います。

  • 干場義雅/Yoshimasa Hoshiba
     
    『レオン』や『オーシャンズ』など数々の人気男性誌を手掛け、独立。株式会社スタイルクリニックを設立し代表取締役に就任。フジテレビ『にじいろジーン』、テレビ朝日『グッド!モーニング』、日本テレビ『ヒルナンデス』、テレビ東京『なないろ日和』など、テレビ番組でもおなじみ。FM TOKYOでは、ラジオ番組『SEIKO ASTRON presents World Cruise』のメインパーソナリティも務める。バッグブランド「ペッレ モルビダ」や、シューズブランド「WH(ダブルエイチ)」など、ブランドプロデュースも行う。船旅を愛する男女誌『Sette Mari(セッテ・マーリ)』の編集長として、また現在は、講談社のウェブマガジン『フォルツァスタイル』の編集長として活躍。2016年、自身初となる書籍『干場義雅のお洒落の本質』をPHP出版より刊行。2017年1月には、2冊目となる書籍『干場義雅の色気と着こなし』を宝島社より刊行。新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、トークショー、イベントなど、その活動はメディアの枠を越えて多岐に及ぶ。

  • フォルツァスタイル/FORZA STYLE
     
    スマートビジネス、クオリティライフを提唱する40代のビジネスパーソンに向けたWEBマガジン。女性の本音を活かした40男になるためのスタイルを提案。
     
    http://forzastyle.com/

photo : Yoshihiko Toyota(p4-6),Getty Images(p1-3)

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