> <

4/4

4

永島 今までの好感を持たれるメイク法は、人に好かれる、媚を売る、おもねるという部分を目的にしたものが多かったと思います。けれど、私たちは男性のためにメイクをしている訳ではありませんし、そもそもしなくてもいいんです!何より、モテるためのメイクはキレイではありません。自分の顔を、本来持っている中立的なバランスに整える「ニュートラルなメイク」は、自分のためのメイク、自分自身が力を発揮しやすいメイクなのです。

菅原 なるほど。

永島 さらに言うと、「ニュートラルな顔」ができてこそ、デザインメイクが引き立ちます。「ニュートラルな顔」に整っていないのに、むやみに色を乗せたり、パーツを強調するのが失敗の原因なのです。シーンや相手によって顔のどこの部分にフォーカスするか。ベースの自分を知り、「ニュートラルな顔」に整えたうえで、初めて自分の顔を正しくコントロールできるようになります。

菅原 顔の印象研究でも、たくさんの顔を合成した平均顔をつくり、そこからちょっとアクセントを加えると最も好感がもたれるという結果が出ています。目標に向かうために、自分のスタート地点を知っている人こそ、本当に美しいのでしょうね。

「vol.4 新メディカル・ビューティ」トップへ

photo : YOSUKE TAKAMURA@STAGE(editor) text : YOSHIMI UMEZAWA(Umefuku)

  • 永島吏枝子:ビューティキュレーター (株)KnowWho 代表取締役

    1996年単身で渡米。LAにて美容スキルを 学び、現在の活動軸となる「自己プロデュース」のロジックを構築。日本女性へ、そのメソッドを伝えるべく帰国。「美容専門家の改革」を念頭に、ビューティ アカデミーのディレクターに就任。美容家や美容師の指導に10年従事。2012年現在で一般市場含め生徒数は国内・国外に1万5000人を超える。

    http://www.know-who.jp/

     
     
    菅原洋平:1978年青森県生まれ。国際医療福祉大学で解剖学、生理学を学び、国家資格作業療法士免許を取得。後、脳の働きとヒトの行為がもっとも反映さ れるのは精神科医療だと考え、精神科作業療法に従事。国立病院機構神経内科に勤務後、2011年、次代の産業を担う人材の発掘を目指して開催される SOHOしずおかビジネスプランコンテストで優勝。2012年に「ユークロニア(株)」 を設立し、働く人たちが抱える、些細だが重要な悩みを解決できるツールをして、睡眠を改善し、脳とからだの力を発揮させる「スリープメソッド」を開発。誰 でも簡単に実施でき、薬物療法だけに頼らずに睡眠を改善するサービスを提供。毎日の生活そのものが病気の予防につながる社会を目指し、日々、尽力中。近著 に「あなたの人生を変える、睡眠の法則」。

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ新メディカル・ビューティ講座一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト