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永島 前回は、自分と社会のマッチング(共感)、そしてそれが与える影響について脳解剖学の立場からお話しいただきました。

菅原 まず、自分が思っている私」がいて、「私」の外見や言動から他者が「印象」をもち、そこから評価や判断をされた「他者からの反応」が、また「私」をつくっているということでしたね。

永島 そこから考えるとメイクで「自分の内面とキャリアの軌道修正をする」というのが、私がやっていることです。例えば、初対面の方とお会いしたとき、名前、肩書きや会社でのポジションがその方の顔立ちや雰囲気とマッチしていないなと感じることはありませんか?

菅原 人は想像と違うことに出会うと違和感を覚え、緊張したり、とまどったりします。予想できないことに出会うと神経がダメージを受ける。“あるべきところにあるべきものがある”状態でないと脳はストレスを感じます。

永島 だから人に与える第一印象は想定範囲内からスタートしたほうがいいんですよね。そのために、すべてのシーンで年齢やキャリアを超えて好感を持たれる「ニュートラルな顔」が必要になってくると私は思います。

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photo : YOSUKE TAKAMURA@STAGE(editor) text : YOSHIMI UMEZAWA(Umefuku)

  • 永島吏枝子:ビューティキュレーター (株)KnowWho 代表取締役

    1996年単身で渡米。LAにて美容スキルを 学び、現在の活動軸となる「自己プロデュース」のロジックを構築。日本女性へ、そのメソッドを伝えるべく帰国。「美容専門家の改革」を念頭に、ビューティ アカデミーのディレクターに就任。美容家や美容師の指導に10年従事。2012年現在で一般市場含め生徒数は国内・国外に1万5000人を超える。

    http://www.know-who.jp/

     
     
    菅原洋平:1978年青森県生まれ。国際医療福祉大学で解剖学、生理学を学び、国家資格作業療法士免許を取得。後、脳の働きとヒトの行為がもっとも反映さ れるのは精神科医療だと考え、精神科作業療法に従事。国立病院機構神経内科に勤務後、2011年、次代の産業を担う人材の発掘を目指して開催される SOHOしずおかビジネスプランコンテストで優勝。2012年に「ユークロニア(株)」 を設立し、働く人たちが抱える、些細だが重要な悩みを解決できるツールをして、睡眠を改善し、脳とからだの力を発揮させる「スリープメソッド」を開発。誰 でも簡単に実施でき、薬物療法だけに頼らずに睡眠を改善するサービスを提供。毎日の生活そのものが病気の予防につながる社会を目指し、日々、尽力中。近著 に「あなたの人生を変える、睡眠の法則」。

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