ワインが脳にいいってほんと?
最近、ワインラバーにとってうれしい研究結果が、神経科学に関する学術誌『Frontiers in Human Neuroscience』に発表された。
この研究によると、ワインの専門家や熟練したソムリエたちは嗅覚に優れていて、脳の嗅覚を司る部分がワインを飲まない人に比べて大きく、厚みがあるそう。この部分が大きいとアルツハイマー病やパーキンソン病にかかることが少ないとか。「確実なことは言えませんが、脳に関しては厚みがある方が好ましいと考えてよさそうです」と、ラスベガスにある「クリーブランドクリニック」の神経心理学科の責任者で、この研究を執筆したサラ・バンクス医師は『ニューヨークポスト』紙に語った。「推測にすぎないのですが、嗅覚を司る脳の分量が多いと、アルツハイマー病などの進度が遅くなるようです」とバンクス医師。
これからさらなる調査が必要ではあるが、バンクス医師はこの研究には将来性があるという。ワイン専門家やソムリエでない人も、健康な脳を維持することができるようになるかもしれない……。この研究がワインをお代わりする言い訳になるのは間違いなし。これからのパーティーシーズンで、ワインがますます進みそう!
original text : Sammy Nickalls translation : Yoko Nagasaka photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。