特集 2015/12/14(月)
世界のおやつ from Paris/おおみやかな

シャンパンに浸して召し上がれ! シャンパンのために生まれたスイーツ「ビスキュイローズ」

パリはすでにクリスマスを迎える準備で大忙しです! ブティックはツリーに華やかなデコレーションを、スーパーではクリスマス用のショコラやフォアグラ、そしてシャンパンを並べて年末最大のイベントに向けて盛り上がりを見せています。フランスと言えばワイン。そしてお祝い事に欠かせないのがシャンパン! この時期招かれたパーティ−にはシャンパンを手みやげにすることが多いのですが、そんな時に一緒に持って行きたい、フランスらしいお菓子をご紹介します。

フランス北部にあるシャンパーニュ地方の中心都市、REIMS(ランス)発祥のかわいいピンク色をした焼き菓子「BISCUIT ROSES DE REIMS(ビスキュイ ローズ ド ランス)」。パリのスーパーでも手軽に買えるこちらのお菓子は、なんとシャンパンに浸して食べるために生まれたお菓子なんです!

そもそも「ビスキュイ」とは、ビス=2回、キュイ=焼く、という意味。こんな愛らしいピンク色にも関わらず、ルックスはフィンガービスケットを分厚く太くした素朴な形。ですが、これには理由があるのです。シャンパンに浸して食べる際にはつかみやすく、浸したあとは崩れにくいという、フランス人の現実主義のなせる技なのでしょう。

かじってみるとビスケットよりも軽くて固く、カリカリした食感です。シャンパンをそっと染み込ませてほおばってみると、ほろりと口の中で溶けた後、ふんわりとした甘さにシャンパンの香りとほろ苦さが一緒になって、気分が一気にピンク色に!

こちらは、ランスにある1756年創業の老舗菓子屋「MAISON FOSSIER(メゾン フォシェ)」のビスキュイ ローズ。パリのスーパーでもよく見かけるブランドで、値段は5ユーロほど。スーパーのお菓子にしてはお高めですが、シャンパンタイムを盛り上げてくれること間違いなし!

辛口のシャンパンもふんわりとした女性好みの甘口に早変わりしてしまうので、気がついたらあっという間にグラスが空いていた……なんてことも。みなさま、飲み過ぎにはくれぐれもご注意の上、素敵な時間をお過ごしくださいね。
 
それではBONNE FETE!

  • おおみやかな●日本・フランス国内のレストランにて仏料理と菓子を学ぶ。パリ在住日本人と結婚後、自宅での料理教室活動を開始し日本でも簡単に再現できる仏家庭料理レシピを紹介。育休中にトータルフードコーディネーター資格取得。ヴァンブの蚤の市がパワースポット。

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