特集 2013/3/25(月)
世界のおやつ from Paris/Mademoiselle A

パリ発! 色とりどり&味わい多彩なエクレア専門店

フォアグラやスモークサーモンの塩味エクレアって!? 有名シェフパティシエが生み出す、美しいエクレアたち

都内では桜が開花して、すっかり春めいてきたとのことですが、フランスの春は残念ながらまだ少し先のよう。雨がちで気分もいまひとつふたつ盛り上がらない日常に、明るい気持ちを運んでくれそうなお菓子を選んでみました。

昨年12月にオープンした「レクレール・ドゥ・ジェニー」は、高級食材店フォションでシェフ・パティシエを務めていたクリストフ・アダム氏のお店。彼が フォションで腕を奮うようになった頃から、定番のチョコやコーヒーエクレアだけでなくフルーツ味のエクレア、さらにはフォアグラやスモークサーモンを使っ た塩味エクレアとバリエーションが増え大評判に。ゆえに、独立後に自らのスぺシャリテを全面に押し出した、このお店を作ったのも納得なんです。今日のおや つは、このアダム氏が手がけるエクレアたち。お店の場所はショッピングエリアのマレ地区、地下鉄サン・ポール駅から歩いてすぐというのも嬉しいポイントで す。

ショップは外装に大きなガラス窓を採用し、通りからも見える大きなショーケースいっぱいにエクレアをずらりと陳列。常時15種類ほど を揃え、フレーバーはクラシックなチョコから(「エクレール・ショコラ・グラン・クリュ」という商品で、毎月原料のチョコの生産地が変わるというこだわり の逸品)、プラリネ、ピスタチオ、塩キャラメル、木いちごとさくらんぼ、チョコベースのマンゴー&バナナ風味、などなど。ベースとなるシュー生地は同じサ イズで統一していますが、トッピングの色や飾りを変えることでそれぞれが全く違う印象に仕上がっています。とにかく見ているだけでも楽しい気分になること 請け合い。

極私的なナンバーワンは、バラフェチゆえの「エクレール・ローズ・ボンボン」(写真中央)。生地の中にダマス産ローズクリームがたっぷり、表面には薄ピンク色の グラッサージュとバラ風味のギモーブ、極めつけに深紅の花びらをトッピング。8cmほどの小さなエクレアに、薔薇要素がぎゅぎゅーっと詰まっているので す。他のエクレアもフレーバーごとにクリームのテクスチャーまで計算し尽くされている模様。例えば「レモンと柚子のエクレア」(写真左)は酸味を効かせたクリームも軽め ですっきり。「塩キャラメル」(写真上)はとことん濃厚でまろやかな味わい。

店内には1テーブルのみですがイートイン可能なスペースが設けられているのも◎。テーブル席も満席、でも旅行中でホテルまで持ち帰りたくないという人は、お店から歩いて行けるヴォージュ広場内のベンチでおやつタイム、がおすすめ!

  • Mademoiselle A●女性誌の編集に携わったのち、2003年に出版社を退社、渡仏。パリをベースに食やビューティー、インテリアなど雑誌や書籍のコーディネイト&執筆を手がける。美味しいおやつとコーヒーをそばに、編み物に没頭するのが至福の時間。

  • L’Eclair de Génie (レクレール・ドゥ・ジェニー)
     
    14, Rue Pavée 75004 Paris

    tel.33(0)1 42 77 85 11

    営10 :30〜19 :30 月曜休

    エクレアは4.5と5ユーロ

    (=4.5ユーロか5ユーロのものかいずれか)

    http://www.leclairdegenie.com/

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